チェコのワイナリー③〜ミラン・ネスタレッツとチェコワイン講座のご案内

パンとワインと旬菜料理の教室 さくらキッチン  パン、チーズ、ワイン、 旬の素材を生かした体に優しい お料理の教室です🍽🥖       　*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･''･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･* 2025年１月末から２月末まで チェコの首都プラハに滞在していました。 その滞在記です。   　*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･''･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*   前回の記事 チェコのワイナリー②～モラヴィア編 の続き   一か月のプラハ滞在から帰国する二日前に、チェコワインの一大産地・モラヴィア地方を訪れたお話です。   Brnoからローカル電車に乗り、４５㎞南東に移動したところにある小さな町Podivinへ行き、そこからバスで１５分ほど移動。 約２０キロ南東に行けばスロヴァキア、約２０キロ南西に行けばオーストリアといった隣国の国境に近いエリアです。   バス停から歩いて一つ目のお目当てワイナリーヤロスラブ・オセチカに向かったものの、私がチェックしていた住所は事務所だったことが判明。。。🥲 断念して、そこから２０分ほど歩いて次のワイナリーセドラークへ。 滞在時間は短かったけど、醸造施設も見学させてもらい、次の目的地へ   歩いている途中、ブドウの枝の剪定作業をしている人たちにも出くわし、ワイン造りが盛んなエリアであることはわかったけど、目的地に到着できるか不安でしかたない。    
 
彼らは、剪定作業だけ任されているらしい。。。 右端のおばあちゃんがちょっと意地悪だったな   そして、Google mapを頼りに、今度こそ間違えないようにしっかりチェックしてから向かったので、ちゃんとたどり着きました   ミラン・ネスタレッツ 日本でも注目されているナチュラルワインのワイナリーです 入口が大きく、人の気配がない。。。 弾丸なので予約もしてないし（そもそもどのワイナリーも弾丸突撃だけど）、不安がよぎる。 壁に書いてある文字に何かのメッセージを感じて翻訳アプリで調べてみる。
うーん。。。よくわからない
 
まずい、このままでは時間だけ過ぎていく
と焦り初めて扉という扉をノックするがだれも出てこない
そして、敷地内を走り回って人を探していたら建物から若い女性が出てきました
駆け寄って話しかけ、「ここのワインについて知りたいんです！」というと、快く「来てくれてありがとう！」って
そして、「最後にワインを買ってくれたらご案内するわ。」と言ってくれたので、
「もちろん、もちろん！！」と大喜びしてしまいました。
 
案内してくれたのはLenkaさん
なんとMilanの妹さんです！

この土地でのワイン造りは７年前にスタート。
ここでワイナリーを経営していた人が亡くなって、土地を買ってスタートしたとのこと。
かつてはご両親が別の場所でワイン造りを行っていたけれど、この土地を買ったときはブドウの栽培と専売に特化していて、ワイン造りに対する強いこだわりも持っていなかったとのこと。
それを息子であるMilanさんがより自然に近いワイン造りに変えていったそうです。
ただ、それを特別なこととは思わず、あくまでも当たり前の普通のことと捉え、次の世代につながるようなワイン造りを行っているそうです。
 
それを聞いて、ナチュラルワインとか、オーガニックとかビオディナミとかそういう言葉でワインを括りなくない。ということかなと思いました
 
そして隣接のワイン畑へ

ここはほんの一部。一番古いワイン畑で４ヘクタールくらいとのこと。
最もハイスペックなワインを作っているそう。
他に２０ヘクタールほどの畑があって、これから新しい土地を買うことも計画中だそう。
ここで栽培するブドウは１０種以上。一緒に収穫して発酵して醸すワインもあるというからびっくりです
でもこれからは他の畑で単一のブドウ品種、例えばグリューナー・フェルトリナー、ブラウフレンキッシュの栽培に力を入れていきたいとのこと。
その二種がこの土壌に合うからだそう。
 
室内に入ると大きなステンレスタンクがずらり。
  その奥に大小の木樽が並びます。 　

 
さらに奥の部屋で木樽からワインの試飲をさせていただきました
2024年ヴィンテージのグリューナーフェルトリナーや2023年ヴィンテージのリースリング、ゲヴェルツトラミネールも！
まだしゅわしゅわしてましたフレッシュで美味しかったな
 
赤ワインについても聞きたかったし、まだまだご案内してもらいたかったけど、
時間が気になりだしてお開きの時間
ワインを買う時間がなかったら大変だし
 
商談室のようなところで改めてワインを紹介してもらいました。

 
   
Milanさんと奥様が大好きな日本料理に合わせるために造ったといわれるUMAMI
ゲヴェルツトラミネール主体でその名の通り旨味たっぷり！
もう一本は、ピノグリにピノノワールが少量加わったオレンジワインPodfuck
これはまだ飲んだことがないので楽しみ！
 
急な訪問だったにも関わらず、やさしく丁寧にご案内くださったLenkaさん。
出会いに大感謝！
また合えたらいいなと言ったら、多分日本でね！って。
来日したら絶対会いに行こうと心に誓いました
 
急いでバス停に戻り、バスでPodivinへ🚌
 
そこで乗車券を買おうとしたら、販売機が壊れてる～～～
乗車券なかったら罰金！！どうしようと思ってる間に電車が来ちゃったから乗車しちゃったよ～～～
 
とまあ、これまた幸運なこと無事にBrnoまで戻れました
 
帰りの乗車券も一駅分足りなかったのでてくてく3キロ🚶‍♀️
いちいち抜けてるけど、ギリギリセーフで無事にプラハの妹宅に帰宅。
 
なんだか三日分くらいの経験をした一日でした🥹      
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