薬膳&郷土料理|心身を整えるセルフケア「養生ごはん」|自分らしく生きたい人を応援します♪
こんにちは、養生ふうどの松橋かなこです。 さて、春の庭先や道ばたで、ふわふわと可愛らしい姿で咲く「ハハコグサ(母子草)」という野草を見かけたことはありますか? 「見たことあるけど、名前までは知らなかった」という方も多いかもしれません。実はこの草、かつては草餅の材料として親しまれていた野草なのです。 先日、自宅の庭でハハコグサを見つけたので、白玉粉で手軽に草餅を作ってみたら、春のやさしい味わいが楽しめてちょっぴり感動! そこで今回は、ハハコグサの特徴とともに、ハハコグサを使った草餅の作り方・レシピを紹介します。素朴でやさしい春の味わいを、ぜひ感じてみてください。 〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ ↑「食事で心身を整えたい」という女性に向けて、7日間の養生ごはん動画講座を無料プレゼント中!ご希望の方はこちらからご登録ください。 ハハコグサとは|かつては“草餅”に使われていた ハハコグサ(母子草)は、春に黄色いぽんぽん状の花を咲かせるキク科の野草です。かつては、よもぎよりも先に芽吹くハハコグサを草餅の材料として使っていたのだとか。 桃の節句には、ハハコグサを使った「母子餅(ははこもち)」が作られていたという歴史もあります。 ハハコグサの香りはよもぎほど強くないものの、やさしく草らしい風味が特徴です。 ところで、ハハコグサという名前は、何だか不思議な響きですよね。 名前の由来は諸説ありますが、葉や茎が白い綿毛に覆われている姿が「母が子どもを守る」様子に似ていることから、この名前が付いたといわれています。 ハハコグサで草餅づくり|白玉粉を使った手軽な作り方・レシピ ハハコグサを見つけたら、ぜひ草餅を作って味わってみましょう。今回は、手軽に作れるように白玉粉を使った作り方を紹介します。 材料(作りやすい分量) ハハコグサの若芽(茎の部分は取り除く) … ひとつかみ(約20g) 白玉粉 … 60g 水 … 適量(50~60ml程度) お好みで:あんこ、きなこ、塩 など 作り方 ハハコグサをよく洗い、さっと熱湯で茹でて冷水にとる。 水気をしっかり絞り、包丁で細かく刻んだ後、すり鉢ですりつぶす。 3.白玉粉に少しずつ水を加えて混ぜ、ハハコグサを加えてさらによくこねる(耳たぶ位の硬さになればOK)。 4.食べやすい大きさに丸め、熱湯でゆでる(浮いてきたら1〜2分ゆでて取り出す)。 5.冷水にとって水気を切り、お好みであんこやきなこを添える。 ポイント ・ハハコグサはやわらかい若芽だけを選ぶと風味がよく苦味も少なめ(今回は、黄色のお花はさっと茹でた後、塩漬けにして盛り付け用に使いました)。 ・茹でたあとにしっかり水気を絞ると、ベタつかずきれいに仕上がります。 ・よもぎに比べて色が淡いため、春のやさしさを感じたい方にぴったり(色や香りが穏やかなため、色や香りをしっかり出したい場合はヨモギを少し加えると◎)。 採取時の注意点 ・野草を摘む際は、農薬の心配がない場所や、犬の散歩道・車通りの多い場所を避けるなど、安全面にも気を配りましょう。
・自宅の庭や身近でよく知っている里山などが理想です(他の人の土地からの無断での採取はNGです)。また、必要な分だけをいただき、自然への感謝も忘れずに◎ 身近な野草で、春の恵みをまるごと楽しもう ハハコグサは、春らしい風味と柔らかな存在感が魅力の野草です。 可愛らしい姿を眺めて楽しむのもいいですが、先人の知恵にならって「ハハコグサの草餅」を作ってみるのもおすすめです。 ▼ 食事で心身を整えたいという方へ。期間限定で「養生ごはん動画講座」を無料プレゼントしています(体質チェックシートなど3大特典付き)。 1カ月でご登録100名以上!「食事を見直したい」という方は、下の画像をクリックしてぜひお受け取りくださいね。 ハハコグサを見つけたら、昔ながらのおやつで、春のひとときを味わってみてはいかがでしょうか。 自然の恵みを上手に取り入れて、健やかに過ごせますように。
病弱な幼少期を過ごすなかで、食養生に助けられて成長する。
薬膳と郷土料理、おばあちゃんの知恵の学びを深めて、2014年から「養生ふうど」として活動スタート。「食事で心身を整えて、自分らしく生きたい」という人を応援している。
カフェメニューの監修や健康食品のレシピ開発、ヨガや助産院とのコラボイベントのほか、メディアでの執筆多数。
国際薬膳師で、一児の母。趣味は旅とヨガ、ただボーッとするのも好き。