薬膳&郷土料理|心身を整えるセルフケア「養生ごはん」|自分らしく生きたい人を応援します♪
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秋から冬に旬を迎える、柿。甘味と爽やかな香りがあり、薬膳の視点でもとても興味深い効能を持っています。 本記事では、柿の薬膳的な効能や栄養成分を解説するとともに、柿のヘタの活用法や注意が必要な体質について触れた上で、おすすめの食べ方・レシピを紹介します。 柿をおいしく食べて健やかに過ごしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。 〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ ↑ 無料メールマガジン(週1~2回配信)をお届けしています。ご希望の方はこちらからご登録ください。 柿の薬膳的効能と栄養成分|咳や喉のイガイガにも 薬膳において、柿は「寒性」に分類され、身体を冷やし、熱を取る働きがあるとされています。喉を潤す作用が期待されるため、喉のイガイガを感じた時にもおすすめです。 また、柿はビタミンCが豊富に含まれていて、免疫力向上や抗酸化作用などが期待できます。このほか、食物繊維やカリウムも多く含有しています。 漢方薬にも使われる「柿のヘタ」の効能と使い方 柿のヘタは、「柿蔕(してい)」という名前で、漢方薬としても使用されます。胃を温め、しゃっくりや嘔吐を鎮める効果があるとされていて、古くから民間療法では重宝されています。 柿を食べてはいけないのはどんな人? 柿は身体を冷やす性質があるため、冷え性の方や胃腸が弱い方、また消化能力が低下している場合には注意が必要です。食べるときは「適量」を守って、自分の体調や体質に合わせて楽しんでください。 柿のおすすめの食べ方・レシピ ここでは、柿のおすすめの食べ方・レシピとして「焼き柿」と「スライス干し柿」をご紹介しますね。 【レシピ1】焼き柿 焼き柿は、柿をトースター(またはオーブン)で焼いたもの。少し熟した柿で作るとトロトロの仕上がりになります。 熱を加えることで、柿の冷やす作用が和らぎます。甘さも凝縮して、絶品スイーツに! 作り方 柿を洗って耐熱皿に入れた後、楊枝などで穴を数カ所開ける。 オーブン(またはトースター)でお好みの加減になるまで焼く。 温かいうちに召し上がれ(好みでシナモンパウダーを振るのもおすすめ)。 【レシピ2】スライス干し柿 柿の冷やす作用を和らげる方法としては「干し柿」もおすすめです。 一般的な干し柿は「渋柿」を使いますが、甘柿でも作ることができます。ここでは、より手軽に作れる「スライス干し柿」を紹介します。 作り方 柿は洗って、同じ厚さにスライスする(厚さ5~7㎜程度がおすすめ)。 ザルなどに1の柿を重ならないように並べて、天日で干す。 お好みの乾き加減になればできあがり。 ポイント ・スライス干し柿は、完全に乾燥させるのではなくて、表面だけ乾かした「半生」のものもおいしいです。 ・お好みで少量の油でソテーしたり、レモン汁を絞ったりするのもおすすめ。 柿をおいしく味わって健やかに過ごそう 秋冬を代表する果物・柿は、免疫力アップや抗酸化作用が期待できる食材です。 薬膳では柿は身体を冷やす食材ですが、焼き柿や干し柿などのように食べ方を工夫することで、冷やす作用を緩和できます。 ▼ 食事でで心身を整えたいという方へ。期間限定で「養生ごはん無料動画講座」をプレゼントしています(体質チェックシートなど3大特典付き)。 1カ月でご登録100名以上!「食事を見直したい」という方は、下の画像をクリックしてぜひお受け取りくださいね。 冷えに気をつけながら、柿をおいしく味わいたい。そんな方は、今回の記事をぜひご参考にしてみてくださいね。 旬の食材をおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。
病弱な幼少期を過ごすなかで、食養生に助けられて成長する。
薬膳と郷土料理、おばあちゃんの知恵の学びを深めて、2014年から「養生ふうど」として活動スタート。「食事で心身を整えて、自分らしく生きたい」という人を応援している。
カフェメニューの監修や健康食品のレシピ開発、ヨガや助産院とのコラボイベントのほか、メディアでの執筆多数。
国際薬膳師で、一児の母。趣味は旅とヨガ、ただボーッとするのも好き。