タイ料理の第一人者、酒井美代子の料理教室で今夜はタイ料理!!☆子連れ専用レッスンあり☆
● おすすめのナンプラーと、使い方のコツ ~発酵調味料ナンプラーを使いこなそう~
タイ料理と言えば、ナンプラー。
日本の醤油のように、タイの食卓では使われています。
(写真左上)タイの食卓調味料には唐辛子入りのナンプラーが置かれている
ちょっと入れるだけでグッと旨みが増し、味に深みが出ます。
とはいえ、
「使い方が分からず、冷蔵庫で眠っています」
「一瓶買っても、使い切れません」
「家族が臭くて嫌がります」
という、お困りのお声も多いです。
けれど、もともと、煮干しや鰹節の出汁などの魚の旨味が大好きなのが日本人。
実は、親しみやすい味なのです。
今日は、そんなナンプラーをじっくりとご紹介しますね!
おすすめのナンプラーと、使い方のコツ ~発酵調味料ナンプラーを使いこなそう~<目次>
■オススメのナンプラーについて
■ナンプラーとは?どうやって作られているの?
■ナンプラーの種類と比較
■ナンプラーの歴史
魚醤自体の歴史は古い
■ナンプラーの使い方のコツ
ナンプラーの使い分け
ナンプラーの匂いが苦手な場合の使い方とは??
■オススメのナンプラーについて
輸入食材店へ行くと、日本でも手に入るナンプラー、増えてきましたね。
多いと5,6種類あることも。
どのナンプラーがいいか?
良く聞かれるようになりました。
これは、好みもあるため、一概には言えません。
言えませんが、私も同じ質問を師匠である、シーサモン・コンパン先生にしたことがあります。
その時の先生の答えが、
「(値段が)高いものが美味しい」
という、すごいシンプルな回答でした(笑)
確かに、高いものは使用している素材が良かったり、手間や時間がかかっていたりと、高いなりの理由があります。
当然、価値として高い訳ですから、美味しいです。
シーサモン先生の回答は極端ですが、一つの指標にはなると思います。
これを踏まえたうえで、レッスンで使っているナンプラーをご紹介しますね。
それは、こちら↓
ユーキトレーディングさんの、ラヨンナンプラー。
タイのナンプラーの主な生産地は、チョンブリーというところと、ラヨンという地域があります。
ラヨンナンプラーは、ラヨンで作られている、一級品です。
■ナンプラーとは?どうやって作られているの?
ここでちょっとナンプラーの作り方の話をしますね。
もともと、ナンプラーとは何か、というと、魚を発酵させた発酵調味料です。
いわゆる魚醤(ぎょしょう)のこと。
魚醤は日本にも、秋田のしょっつるや、石川のいしるなどがあります。
発酵調味料としては、醤油より歴史が古いです。
タイのナンプラーのナン(ナム)は水、プラーは魚という意味です。
魚と塩を漬けておくと、発酵が進み、魚のたんぱく質がアミノ酸に分解されて、ドロドロの液体になります。
分解が進むと、液体がうわずみとなり、溜まっていきます。
最初にこの液体部分を取り出したものが一番搾りです。
これに、臭み消し目的や保存性を上げるための砂糖を加えて、ビン詰めしたものが一級品と言われています。
次に、貯蔵容器に残った固形分に食塩水とアミノ酸(うま味調味料)を加え、熟成させて液体を取り出したものが二番搾り。
これにお酢を加えて瓶詰したものが二級品となります。
オススメしたラヨンナンプラーは、一級品のナンプラー。
分解時にできたアミノ酸は、うま味成分のグルタミン酸となって、強い旨みのもととなります。
それもあって、旨みが強くてまろやかな味をしています。
お値段も安くはないのですが、機会があれば使ってみてください^^
教室でも販売していますので、ご興味があれば、お声がけくださいね。
ちなみに、ナンプラーは手作りもできます。
こちらは現在我が家で熟成中のナンプラー↓
小イワシ(アンチョビ)を大量の塩で漬けています。
ここからどう変化していくか、別の記事でレポートしますね^^
その他のナンプラーについても、ご紹介しています♪
長くなりましたので、続きはこちらでお話ししています。
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幼少時タイで育つ。東京海洋大学食品生産学科卒業後、大手食品メーカーの商品開発を担当。退職後、実母である、タイ料理研究家の酒井美代子に師事し、2011年にスタジオアロイタイ料理教室講師資格取得。スタジオアロイで講師を務める傍ら、タイに行き、シーサモン先生に師事し、さらに本格的にタイ料理を学ぶ。2014年より子連れの教室を主宰。現在はスタジオアロイのすべてレッスンを担当。