オリーブオイルと旬野菜たっぷりのヘルシーな南仏料理教室です。
南仏から飛行機でパリへ。
凱旋門から伸びるシャンゼリゼ通りやセーヌ川が機上から見えました。
パリ到着!
短い日程ですが気になっていたお菓子屋さんをめぐります。
★1軒目は「Ritz Paris Le Comtoir (リッツ パリ ル・コントワール)」
2021年にオープンした、パリで今一番注目されているパティスリーです。
最高級ホテル "リッツ・パリ" のパティスリーシェフを務めたフランソワ・ペレ氏によるお店で、色鮮やかなマドレーヌが飾られたショーウインドーが目を惹きます。
夕方遅くに訪れましたが、イートインは外に行列ができるほど大人気でした。
スペシャリテのマドレーヌは、キャラメル・フランボワーズ・パッションフルーツ・レモン・バニラ・ショコラ...などバリエーションが豊富。
5日ほど常温保存OKだそうで箱に詰めてお土産に。
マドレーヌの周りはグラサージュ(砂糖衣)がかけられ、フルーツ味やキャラメル味の物にはそれぞれのフレーバーのクリーム入り。
かなり甘みが強めですが、しっとり食感で風味よく美味でした。
こちらのお店は芸術的な美しさの生ケーキもおすすめです。
新作の艶やかなエクレールは、香ばしい皮のエクレアかと思いきや、ホテルに戻ってナイフを入れたらびっくり!
実はとろけるほどなめらかなムースでした。
金色の飾りはチョコレートでちゃんと食べられます。
優しい甘さのバニラとカスタードのムース、濃厚なカカオ風味のショコラムース、どちらも絶品でした。
日本人にはどうしてもタモリさんに見えてしまう紙袋がユニークです。
★2軒目は「stohrer(ストレー)」
フランス最古の超有名パティスリーです。
ルイ15世のお抱えパティシエだったNicolas Stohrer氏が1730年に創設したパティスリーで、グルメな店が集まるモントルグイユ通りにあります。
こじんまりしたお店ですが、歴史を感じるゴージャスな装飾が本当に素敵でため息が出てしまいました。
スペシャリテは「ババ・オ・ラム」と「ピュイ・ダムール」。
どちらのケーキもこの店が発祥と言われています。
ババ・オ・ラムは、たっぷり染み込んだシロップがこぼれないように透明ケースに入っています。
ラム酒入りのシロップを充分に含んだふわふわのパン生地が口の中でほろっと溶けて美味!
甘さは意外と優しめですが、とにかくアルコールが強いのでお酒に弱い方は要注意です。
ピュイ・ダムールは、サクサクのパイ生地に濃厚なカスタードクリームが詰まった小ぶりのタルト。
コクのあるクリームと塩気の効いた香ばしい折りパイ生地が絶品です。
ババ・オ・ラムはお持ち帰りに便利な日持ちする瓶入りもあり、お土産用に購入しました。
★3軒目は「Poilâne(ポワラーヌ)」
サンジェルマンの本店はパン好きの聖地。
頭文字のPが描かれた "ミッシュ“ という大きな丸い天然酵母パンと、 ”ピュニション" という小さなサブレが名物です。
こちらのお店のパンやサブレは薪の釜戸で焼かれているそう。そのためサブレの焼き色は濃かったり薄かったりとさまざまです。
ここでは、お土産用の ”ピュニション" と、シンプルでいかにも美味しそうな “タルト・オ・ポンム“ を購入。
“タルト・オ・ポンム“ は小麦の美味しさが堪能できるサクッとモチッとした素朴な生地が美味!
シンプルだからこそおいしい、パンの名店ならではのタルトでした。
ピュニションはフランス語で "お仕置き" という意味。
ポワラーヌ氏が幼少期におばあちゃんから "お仕置きだよ" と手作りのサブレをもらっていたという可愛いエピソードが名前の由来になっています。
そんな素敵な思い出から生まれたピュニションは、バターの香りがよくシンプルな味わいで手が止まらなくなる美味しさ。
7月レッスンに参加される生徒さんにお味見していただきます。
★おまけのおやつ
この時期のパリは22時過ぎてもまだ明るくて、エッフェル塔が毎時ジャストにキラキラと点滅するシャンパンフラッシュが見られるのはなんと真夜中の23時から...。
夜中の外出は怖いので、ホテル近くのエッフェル塔が見える橋の上で鑑賞しました。
この時間でもクレープの屋台が出ていてお客さんが途切れません。
小腹が空いて、私も夜中の23:30につい並んでクレープを注文。
クレープ屋台の隣には、流しのミュージシャンがフルート演奏をしていてとてもパリっぽい夜です。
フルートを聴きながら食べる熱々のハチミツクレープ美味しかったです♪
サンルイ島の老舗「Berthillon(ベルティヨン)」
パリ一番のアイスクリーム屋さんと言われ、いつも行列しています。
この日も目を疑うほどの行列でしたが、せっかくなので並んで購入しました。
今回はメロンとパッションフルーツ。
100%ナチュラルな素材で作らているので素材そのものの美味しさです。
次回はパリで注目のレストラン編に続きます。
最後までお読みいただきありがとうございました
神奈川県藤沢市にて「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」主宰。バターや生クリームを多用せず、旬野菜をオリーブオイルで調理する南仏料理を中心とした、ご家庭でも簡単に作れるヘルシーなレシピを提案。企業へのレシピ提供や商品開発なども手がける。
•イタリアAISO認定オリーブオイルソムリエ
•豆腐マイスター講座認定講師