お料理初心者からプロを目指す方まで、手に入りやすい食材で体質改善できる本格的な薬膳が学べます!
現在、教室は運営を休止しております。
私の薬膳では、結構な割合で韓国料理もどきを作ります。
薬膳の本場は中国なので、本来なら中国料理が薬膳でもテッパンですが、中国人と私の身体は体質が大きく違うので、よくある中華料理を私が食べると、薬膳どころか胃痛で吐き気が出てしまうことがよくあります。以前参加したパーティで、東京の赤坂にある中華の名店のフルコースを頂いたのですが、自宅に帰ったその晩から明け方にかけて、これでもか・・・・ってくらい嘔吐したこともありましたっけ(笑)。たぶん、中華で使う油の多さと唐辛子の強さが、胃弱の私にはダメだったんだと思います。そこで考えたのが、韓国料理。東京にいたときに教えて頂いた先生のお料理がおいしかったこともあり、そして韓国の方って美意識が高くて、薬膳知識も豊富なので、ちょっとアレンジするだけで日本人にも合う薬膳料理になることに気づいたんです!東京の新大久保のお店で食べる韓国料理は、あまり参考にならないけど、韓国の普通の家庭で食べられている作り置きの小皿料理(ミツバッチャン)やスープ、ごはんものなどは、バリエーション豊富で、そのままがヘルシーな薬膳です。とはいえ、胃弱の私にはそれさえもキツイ時があるので、自家製の豆板醤とコチュジャンを自分流に仕込んで、使いやすく工夫しています。
自家製だと、市販品を購入するよりはるかに安くたっぷりと、自分好みの味に仕上げられます。今日は、簡単コチュジャンが切れたので、作りました。
使うのは、味噌、韓国水あめ、韓国唐辛子、みりん、醤油、砂糖だけ。
唐辛子と砂糖以外を軽く煮詰め、火からおろしたら細挽きの韓国唐辛子の粉と砂糖を加えて混ぜるだけ。簡単ですよね!ポイントは、必ず「韓国唐辛子を使う」こと。日本の唐辛子は辛すぎるので、韓国の細挽き唐辛子だと甘め?で、美味しくなります。
完成したら、自然に冷ましてから、10日~2週間冷蔵庫で寝かせると、落ち着いた良い味になります。
保存する時は、密封容器に入れて、コチュジャンに張り付けるようにラップをして、乾燥とカビから守ります。(画像下)味噌やちょっとした分量の違いや煮詰め方で味がかなり変わるので、自分好みの味を探しても楽しいですね!
国際中医師・国際中医薬膳管理師として、本格的な治療薬膳からスーパーの食材で簡単に出来る家庭薬膳まで、初めての方からプロを目指す方まで幅広くお伝えしています。薬膳以外にも、様々な料理をご指導しています。
また、料理レシピの新聞連載、ラジオレギュラー出演、本の著作、イベント等で漢方や薬膳のご紹介、ご指導、レシピ開発、健康相談なども行っています。