定番中の定番…のようなごまパンですが、なかなか「これだ!」というごまパンを買うことができない…。そんな時はやっぱり、手作りすることでお好みのごまパンになります。
「初回レッスン」の白パン生地に胡麻を入れるだけでもそれなりにおいしくなりますが、私が食べたいごまパンになるよう、生地の配合も工夫しています。全粒粉を入れたり、他にも…。
さらに、胡麻は白と黒の両方を入れることでより味わいが広がります。胡麻の比率や状態によっても、違ったモノになります。
ちょっとずつ、ちょっとずつの違いが、出来上がってみるとそれぞれ全然違うごまパンになるのです。だから、お店で買っても、「どこも同じ」ということにはならないですよね。
でもやっぱり、当たり前すぎるからか、受講のご希望はわりと少なめ…。生地がシンプルなので、成形も奇をてらったモノにはならないですし。だから、お声がかかると「おっ!」という感じです。そして、レッスンを受講して下さった方からは、「こんなごまパン初めて!」「ごまの香りがいい」「買ったごまパンにはこんなにたくさん胡麻は入っていない」等々のお言葉をいただくので嬉しい限りです。
写真左は、クリームチーズを入れたもの。でも、クリームチーズだけでは、こんなに噴火はしません。一品加えることで、こうなります。
写真のような丸成形の他、山食パンも作ります。大きさが違うと味わいが変わってくるのも、お楽しみいただきたいと思っています。
そのままでも十分満足なのですが、食パン形の場合はサンドイッチにしてもいいですね。といっても、あこ酵母のパンはいちいちバターを塗ったりしなくても物足りないということはありません。ですから、自家製ハムを挟むだけでのサンドイッチというのが、我が家の定番です。長時間おくのでなければ、野菜を挟んでも水分でベチョベチョになるということもないです。
ごまパンでサンドイッチというと、クリームチーズとスモークサーモンというのが私の好きな組み合わせです。自家製ハムを挟むのは、「角食パン」のレッスンで作っている、胡麻の入らないプレーンな食パンでも合いますが、クリームチーズとスモークサーモンは、ごまパンの方が合っているように思います。
単にレシピ通り作るだけでなく、1回のレッスンで作るパンが幾通りにも発展するよう、基本+多様な展開をお伝えするレッスンをめざし、手作りならではの要素を盛り込んだレシピを開発。
6つのパン教室に通い、単発の教室やパン屋さんの講習会などにも多数参加。パン以外からもインスピレーションを得ながら、手軽さと一手間かけることの両面から、おいしいパンを作ることと、教えることの両面から研究を重ねる。
2013/7/3