オリーブオイルと旬野菜たっぷりのヘルシーな南仏料理教室です。
コルシカ島の丘陵には、多種多様のハーブや低い木々が生い茂っています。
「Maquis(マキ)」と呼ばれるこの広大な茂みは、なんと島の面積の1/4を占めるとか。
マキにはローズマリー・ラベンダー・タイム・イモーテル…など多種類のハーブのほか、コルシカ固有の植物が密生しています。
このマキのおかげで、コルシカの食材がとびきり美味しいものになっています。
まずは芳醇なマキのハチミツ。
季節ごとに味の変化が楽しめます。
春のハチミツはフルーティ、秋はほんのり苦味が加わるとか。
放牧されて育つ豚の肉や、山羊や牛のミルクは香り高く美味に。
コルシカ名産のシャルキュトリー(豚肉加工品)やチーズが絶品なのも当然です。
コルシカ産のワインやオリーブオイルもマキの恵みで風味豊かになります。
マキから収穫されるミルトやアルブーズといった果実はジャムやリキュールの材料に。
ミルトのジャムは甘酸っぱくて美味。
マキのハーブミックス、エルブ・ド・マキは料理の香り付けに使います。
いろんな草木が混じってワイルドな感じです。
エルブ・ド・マキはコルシカ料理に欠かせません。
ケーキのフレーバーにも使われます。
アジャクシオ滞在中に、マキから上質なアロマ製品を生産している「コルシカパム」を訪れました。
コルシカパムの工場とショップは、マキが生い茂る美しい丘陵地にあります。
ショップでは、香りを試しながら種類豊富なアロマ製品が購入できます。
どれも非常に純粋で上質なので、レモンのアロマオイルは食用も可能なのだとか。
レモンそのものの爽やかでナチュラルな香り!
コルシカパムのアロマオイルは、さっそく今月のレッスンで使用しますのでお楽しみに。
次はコルシカの旅の最終地、カルヴィに続きます
神奈川県藤沢市にて「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」主宰。バターや生クリームを多用せず、旬野菜をオリーブオイルで調理する南仏料理を中心とした、ご家庭でも簡単に作れるヘルシーなレシピを提案。企業へのレシピ提供や商品開発なども手がける。
•イタリアAISO認定オリーブオイルソムリエ
•豆腐マイスター講座認定講師