奥尻島の音楽振動熟成のワインと…。

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最終更新日:2022/9/26

bon repas ボン・ルパ 少人数制料理教室・ワイン教室(三重県桑名市)

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奥尻島の音楽振動熟成のワインと…。
2025/2/28 13:41 UP

2月のワインのクラスは、北海道、新潟、山形のワインを飲み比べ。   半年程前に、北海道の千歳空港で入手した奥尻ワイナリーのワインを飲み比べしたく…。 ヴィンテージが異なるのですが、2022年と、2023年の「音楽振動熟成」の2本。 ワインの熟成中に音楽を聞かせる…という話は他でもあるけれど、実際にワインに どんな違いが表れるのか、ご参加の皆さんには、ブラインド比較していただきました。
ワインリスト 1.OKUSHIRI  Pinot Gris  2022年/ 奥尻ワイナリー
2.OKUSHIRI  Pinot Gris  音楽振動熟成 2023年/ 奥尻ワイナリー

3.  深雪花/岩の原葡萄園
 ◇産地:新潟県上越市 ◇品種:マスカット・ベーリーA
 ◇醸造:完熟したマスカット・ベーリーAを厳選して醸造。果皮や種からの香味成分をしっかりと
  抽出後、樽の中でじっくりと熟成。
4.  余市 ツヴァイゲルトレーベ 2022年/グランポレール(サッポロビール)  
 ◇品種:余市産ツヴァイゲルトレーベ 6戸の契約栽培農家が栽培
 ◇醸造:岡山県赤磐市の施設で醸造。
5.  高畠新酒2024 スパークリングデラウェア/高畠ワイナリー
 ◇産地:山形県 ◇品種:高畠町産デラウェア
 ◇醸造:8月中旬~下旬から仕込みが始まり、1カ月半程の醸造工程を得て出荷。
  低温で醸して造られる新酒のスパークリング。
通常熟成の2022年と音楽振動熟成の2023年。 外観は、どちらも輝きが強いイエローからゴールドの色調で、2022年は少し濃いめ。 香りは、2022年は香りが開いていて、和梨、黄リンゴや花梨、潮のミネラル。 2023年は穏やかながら、香りは同様に…。 味わいは2022年は果実の凝縮感と余韻にほんのり苦味…柔らかい果実味いっぱい。 2023年はピチピチ、フレッシュフルーティー。豊かな酸味と余韻にミネラル。 …これは、音楽振動の影響…というよりも、ヴィンテージの違いかな。 次の機会があれば、同じヴィンテージで、音楽振動の有無を比較したい!!!   奥尻ワイナリーのワイン、昨年6月に函館のロワゾーパー松永さんで出していただいて 知ったのですが、やっぱり、素直に、美味しいです!   赤ワインの3.4.は「いちごの香り」の共通点から、品種と産地を探ってもらえたら 楽しいと考えてチョイス。岩の原の深雪花は、香りのよさは勿論、凝縮感とバランスの よさは、ベーリーAのワインの中でも秀逸だと思います。流石、元祖!! 余市のツヴァイは、ほんのりカカオフレーバーも感じられ、こなれた感じが人気でした。   お出しした料理は、鰤大根と苺、鱈とじゃがいもの軽いクリーム煮、 豚肩ロース 香味野菜とスパイスのブレゼ、柑橘とアーモンドのグラタン。 今回、飲み比べたワインは、比較的入手しやすい「日本ワイン」でしたが、どれも 素直に美味しい!と思えるものばかり。日本ワインもどんどんクオリティーが高く なっていると実感します。先日、審査員として参加させていただいたサクラアワード でも、おそらく日本ワイン(審査員に与えられる情報は「品種」のみ)があった のですが、優しくて美味しいものが多かった印象が…。 まだまだ未知な日本ワインにもたくさん出会っていきたい!と思います。

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先生情報
谷藤 律子
谷藤 律子
料理研究家 ワインエキスパート・エクセレ   北海道出身

大手出版会社勤務を経て料理研究家に転身。大阪の有名調理師専門学校、パリのリッツで西洋料理を学ぶ。毎年フランス各地で郷土料理・家庭料理を学びレシピ開発に活かす。提案するレシピは、身近な素材を活かした「手軽に作れるおしゃれな料理、ワインが美味しく楽しめる料理」がコンセプト。

JSA認定ワインエキスパート・エクセレンス JSA認定SAKE DIPLOMA 
日本ソムリエ協会三重支部役員 


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