イタリア料理留学中に出会った、各地のマンマの味を写真付きレシピでご紹介します。
ディプロマコースStep2では、まだ日本の方があまり訪れないちょっとマニアックな州を多くご紹介しています。次回はアブルッツォとモリーゼ。この2つの州は同じアブルッツォでしたが、1963年にモリーゼが新たに州として独立した場所なので、一緒に扱います。 昨年の夏に1週間だけアブルッツォとモリーゼで過ごしましたが、なんとも素朴な大自然。海と山の料理どちらも楽しむことが出来る良いところなのですが、どうも料理が地味で素朴で、どうしましょう、、と思ったのですが、地味こそ美味しいのがイタリア料理。見た目が華やかなものより、ぐっと味わい深いのがイタリアの田舎料理なのです!と自信を持ってご紹介いたします! ほんと、なんでもない家庭料理なんですが、こういうのが美味しいのよね。 アブルッツォ州のスルモナはニンニクの産地!ニンニクの芽を使ったパスタがクリーミーで美味しくて、再現してみたところ、夫絶賛。私もこれ好きだわ~。 そして、アロスティッチーニは現地では炭火で焼く専用の道具があるので、家では美味しく焼けないのではないかと思っておりましたが、これが、大成功!!!現地のより私は美味しいと思っています(厚かましいけどほんとに!)夫はとりあえずサイゼリアよりぜんぜん美味しいと申しておりました。 羊肉、全然好きじゃないのですが、これ、ほんとに美味しいの!!!おうちで美味しく焼ける方法をお伝えいたします。冷めると美味しくないので、保温されるようにアブルッツォでは陶器の壺に入って出てきましたが、そうだ! この前、インドから持ち帰ったラッシー用の陶器に刺しちゃお。ほぼ変わらないわよ。 こちらはニンニクの芽のオイル漬け。これがまた付け合わせに万能なのです。モリーゼ州の小さな町、サンマルティーノ・イン・ペンシリスの名物豚肉料理、パンパネッラと一緒に。 ってなわけで、心配していたアブルッツォとモリーゼの料理は素朴だけど、とっても美味しく鋭意試作中です。今のところ、どれも美味しくてほっと一安心。 講師養成ディプロマコースでは各州の郷土料理の代表的なものからマニアックなものまで、徹底的に各州を究めます。教室を開く予定はなくても、イタリア各州の郷土料理を究めたい方、お気軽にお問合せください。