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前回は、食事全体の5割以上を穀物にし、体のバランスを整えるのが大切とお話しました。一物全体で、玄米や雑穀が望ましいのですが、夏は取りにくいので分つき米や小麦も適度に取り入れて「いかに穀物を上手にとるか?」と考えましょうという事をお伝えしました。
日本人は、米が一番体に合った主食。白米より玄米の方が良いのはご存じの方も多いかと思いますが、粉より粒が良いのはご存じですか?米粒をよく噛んで食べるのと、粉にしたものを食べるのとでは体への入り方が違います。グルテンフリーにご興味がある方は、米粉を使用したパンやスイーツを召し上がると思いますが、原料の米粉は白米を粉末にしていますので、血糖値をあげやすいですね。
そう考えると、小麦には賛否両論ありますが、米粉も同じようにちゃんと理解して使わなくてはなりません。アレルギー等の心配は別として、マクロビオティック的な考え方から見ると、米粉より全粒小麦や小麦の方が陽性なのです。天然酵母でしっかり発酵させてた固いパンも玄米に近い陽性さがあります。
玄米と白米、小麦と米粉…知ってて食べるのとそうでないのとでは、意識が違ってきますので、頭の片隅に置いておいてくださいね。
埼玉県さいたま市生まれ、農家の家に育ち、新鮮野菜に囲まれながら育つ。大学卒業後、会社員として働きながら、マクロビオティックや野菜料理・スイーツを教室通いや独学で学び続ける。
2008年「旬菜工房くるみ」料理教室を立ち上げ、自身の教室運営の傍ら、主にさいたま市内を拠点に外部(生協・公共施設等)講師としても活動中。