もちきびの黄色は、元気が増すように感じます。
もちきびを単体で炊き、こねるときに入れてパンを作ります。もちきび特有の甘みとモチモチ感が絶妙なパンになります。
2月から3月にかけて、特別レッスンとして期間限定で開講しています。
既に受講して下さった方々からは、「パンに砂糖を入れていないのにこんなに甘みがあるなんて、もちきびはすごい!」「このモチモチ感は、他にない!」といったご感想をいただき、嬉しい限りです。
もちきびは、「雑穀」の一種として、いくつかの雑穀がブレンドされた状態でご飯を炊くときに少量入れるのは一般的ですが、これをもちきびだけで炊くと、なんとも不思議なおいしさなのです。ブレンドされた状態ですと、まさに「雑穀」というか、様々な味が入り交じっていて、一つ一つの味がどうなのかはわかりにくいですが、単体で炊くと「こういう味だったのか!」という種明かしのようなことになります。
もちきびは、なんとも言えない、ふわっっとした炊きあがりになります。この炊きあがりの瞬間が私は大好きで、毎回気持ちが高まります!これを写真でお伝えするのは難しいので、ぜひレッスンで一緒に体験していただきたいです。
レッスンでは、もちきびを単体で炊くところを実演し、炊きたてを試食していただきます。私自身が、初めてもちきびのそのものの味を体験したときの感動を、ぜひ皆さんにもお伝えしたいと思っています。
さらに、もちきびを料理に使うこともできますよ、ということでスープもレッスンで作ります。
「ほっと心が落ち着くスープ」と、私自身は感じています。ふっと肩の力が抜けると共に、じんわりと元気が湧いてくるような味わいなのです。
油も、だしも使わず、野菜の旨みを引き出して作るスープです。もちきびを入れなくても、スープとしてそれなりにおいしく食べられるものではありますが、もちきびを入れることで味に広がりができます。もちきびのおかげで、いい具合にとろみがつくのも嬉しいところです。また食べたい、また作りたいと、ここのところレッスン以外にもしょっちゅう作っています。
スープのアレンジや他のお料理もご紹介します。油を使ったり、動物性の食材を入れたりしてボリュームのあるものにしても、もちきびとの相性はいいです。
この後のレッスンでも、もちきびパンともちきびスープをお伝えできることを楽しみにしています。
単にレシピ通り作るだけでなく、1回のレッスンで作るパンが幾通りにも発展するよう、基本+多様な展開をお伝えするレッスンをめざし、手作りならではの要素を盛り込んだレシピを開発。
6つのパン教室に通い、単発の教室やパン屋さんの講習会などにも多数参加。パン以外からもインスピレーションを得ながら、手軽さと一手間かけることの両面から、おいしいパンを作ることと、教えることの両面から研究を重ねる。
2013/7/3