3月から4月にかけてアグリツーリズモに泊まり旅した北イタリア4州ロンバルディア、エミリア・ロマーニャ、リグーリア、ピエモンテ。
現地で味わった食からインスパイアされたことは数知れず。
帰国後大事に温め育て、エリゼスタイルにした料理をレッスンしました。
1品目は「鰯の白ワイン煮 リグーリア風」
リグーリアは東リビエラの東、世界遺産の断崖の村々チンクエテッレでいただいた魚介料理の美味しかったこと!
ロンバルディアやエミリア・ロマーニャでチーズやサラミ、生ハムを毎日たくさんいただいた後の久しぶりということもあって堪能しました。
そのリグーリアへのオマージュをこめた一品です。
鳥取産の新鮮な鰯は白ワイン蒸しにして、全く臭みがなく、フルーツトマトやケッパーなどが入っているソースをたっぷりかけてじゅるじゅるにしていただきます。
「美味しくていくらでもいただけます」
「メイン料理になりますね」
「鰯がこんなに美味しくなるなんて」
と生徒さんに喜んでいただけました。
白ワインが進んで困ります!
鰯が嫌いな人でもこれは絶対はまりますよ。
私自身、一生もののレシピです。
2品目は「パルミジャーノ・レッジャーノとヘーゼルナッツのリゾット」
エミリア・ロマーニャでは無農薬の牧草地を隣にもつパルミジャーノの生産者を訪ねました。餌からこだわって、丁寧な何重もの工程を経て作られ熟成したパrプミジャーノが美味しかったこと。
ピエモンテではドライブの窓から見えるずっと続くヘーゼルナッツの木々がワイン畑や豊かな緑の織りなす稜線とともに、印象に残っています。お料理やおつまみでもよくいただきました。
これらの思い出を合体したリゾットは驚くほど簡単で、驚くほど美味しいんです!
生徒さんたちも「ナッツの入ったリゾットは初めて」「おいし~!!」
メイン料理は「松阪牛のペポーゾ 焼きポレンタ添え」
イタリア人は簡単で美味しい料理を作る天才!
そう思わせる料理がいくつかありますが、ペポーゾもそうです。
味わいとしては、ちょっとスパイシーな大人のビーフシチュー。
元祖は赤ワインと黒コショウで肉を煮込んだシンプル料理。
エリゼでは旨みを深みを出すためのいくつかのものも入れていますが、
それでもものすごく簡単煮込み時間はかかりますが。
「お肉がトロトロ」
「柔らか~い」
「さっぱりしていていくらでも食べられる。作ります!」
と喜んでいただきました。
北イタリアのソウルフードつのポレンタも添えて。
現地ではよく肉の付け合わせにでてきます。
現地のやり方にプラスアルファして、日本人好みにいたしました。
デザートは「マンゴーのジェラート グラニータ添え」
イタリアに行くと、美味しいジェラート屋さんを探します!フルーツ感たっぷりのジェラートに巡り合えたときは本当に瑞々しくて美味しい。でも、ジェラートは当たり外れがあるんですよね~。今までに食べたイタリアのベストジェラート屋さんはシチリア野タオルミーナにあるジェラートマニアというお店です。日本で開店すればよいのに。
確実に美味しいジェラートを食べたかったら、自分で作るしかありません。
いくらでも食べたくなるジェラートを作りました!バットをかかえて食べたくなります。
また、ジェラートだけでなく、グラニータ、フレッシュ果実の3段活用でマンゴーを堪能していただくデザートのお皿に仕上げました。
「全部美味しかったです!」と笑顔の生徒さんたちをお見送りし、楽しかった旅は宝物のような思い出だけでなく、皆様にも喜んでいただける美味しい料理につながりました。
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高校と大学の間に、オーストラリアに1年ホームステイ留学。州知事宅等にステイし、ホームパーティー料理や西洋スタイルの料理に開眼する。
大学卒業後、大手料理学校や個人料理教室に通う。3年在住したパリでは、コルドン・ブルーや個人のパスカル・アルマーニ氏に学ぶとともに、
星付きレストランからビストロまで食べ歩き、舌と美意識を鍛える。世界40カ国を食べ歩いたグルメ経験を活かした各国料理教室を主宰。