毎日の料理をもっとよくしたい、そんな方が抱く料理の「なぜ」に、きちんと答える教室です。
スープと野菜だけで作るミネストローネ ある時期、生徒さんから「玉ねぎ先生」と呼ばれていました。 洋食レッスンのたびに、判で押したように同じ話をしていたからです。 「まず玉ねぎをこうして……」「玉ねぎがこの状態になるまで……」「大事なのは玉ねぎで……」。 自分では気づかなかったのですが、玉ねぎのことばかり話していたようです。 当時は少し恥ずかしかったのですが、今はむしろ誇りに思っています。 それだけ大切なことを、繰り返し伝えていたんだと。 パプリカと鶏もも肉のトマト煮 ソースのベースは玉ねぎの蒸らし炒め なぜ、玉ねぎなのか 洋食は、塩だけで味を作る料理です。 和食には醤油・みりん・味噌など、旨みを持った調味料があります。 中華には豆板醤や甜麺醤など、醤(ジャン)の体系があります。 でも洋食は、基本的に塩しかない。 プロのシェフは鶏がらスープや骨のフォンで旨みを足しますが、家庭でそれをやろうとすると時間も手間もかかりすぎる。 だからコンソメという便利なものが生まれたし、多くの方がお世話になっています。 それは正解の一つです。 ただ、コンソメを使うとコンソメの味になる。...