渋谷発・腸活×ローフード|麹発酵・資格教室&LAB東京
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我が家のお正月
安藤千英 先生のブログ 2026/1/2 11:56 UP-
目次 年のはじまりを、食卓から整える —— 我が家のおせちと、日本のお正月の話 その年ごとに変わる、我が家のおせち はじめてのおせちに挑戦する、ということ 私の料理の原点 それでも、やっぱり食べたくなる おせちは、日本で生まれた。でも、源流は中国にある 日本では「一年分の祈り」を、新年の食卓に集めた 食べることは、身体だけでなく「時間」を整えること 変わるからこそ、残っていくもの目次を開く
年のはじまりを、食卓から整える —— 我が家のおせちと、日本のお正月の話 あけましておめでとうございます。
今年のお正月のテーブルコーデは、
ゴールドを基調にしてみました💫
新しい年のはじまりに、
ほんの少し光を添えるような気持ちで。
野菜の飾り切りは、潔癖というほどではないのですが、
どうしても衛生面が気になってしまい、あまり得意ではありません。
その代わりに、野菜の型抜きを使って、
無理のないかたちで華やかさをプラスしています。
だから大晦日は、型抜きで出た切れ端の根菜を使ったスープが恒例。
余すことなくいただく、というのも我が家らしさです。
「きちんとすること」よりも、
「心地よく続けられること」。
それも、今の私なりのお正月の整え方なのだと思います。
少しずつ集めてきた有次の型抜きも、今年は馬のモチーフが仲間入りしました。
その年ごとに変わる、我が家のおせち 結婚してすぐの頃は、毎年すべて手作りしていました。
けれど、実家のお店でおせちを始めたこともあり、
お取り寄せしたり、お裾分けしてもらったり、自分で作る年もあったり。
その年ごとに、自然と力の入れ方が変わってきました。
今年は、メインの多くを実家から届けてもらい、
いくつかの料理を私が作る形に。
煮物は、どうしても毎年少し余ってしまうので、
今年はあっさりいただけるように、オリジナルの「発酵薬膳トマト煮」を一品加えることにしました。
棗や蓮の実、味噌などの発酵調味料を使い、
時間をかけて、ゆっくりと煮込んだ煮物です。
伝統的なおせちの中に、今の身体感覚や暮らしに合う一皿を、
そっと重ねるような気持ちで。
はじめてのおせちに挑戦する、ということ ところで今年、ママ友ご夫婦が「初めておせち料理に挑戦する」と聞きました。
ご主人はとても几帳面な方で、最近のドラマでいうと“リアル竹内涼真”と言えば
伝わるでしょうか。笑
その様子をストーリーで拝見していたのですが、前日の作戦会議からスケジュール管理、
アメ横への買い出し、黒豆を炊き、きんとんを仕込み、出汁を取るところまで——。
改めて思いました。
おせち料理って、本当に手間がかかります。
だからこそ、完成したときの達成感はひとしお。
こだわればこだわるほど、どこまでも奥が深いのがおせち料理なのだと思います。
私の料理の原点
実は、私の料理の原点はこの一冊の「食物実習ノート」にあります。
家政科に在籍していた高校時代、
3年生になると、2学期からは
いわゆる「ハレの日」の料理やパーティ料理を中心に、
中華、洋風料理、魚や鶏を一からさばく実習などを学びました。
今振り返ると、そこで身につけたのは「レシピ」そのものではなく、
調理の基本と、食に向き合う姿勢だったように思います。
学んだことは、あくまで土台。
そこからどう組み立て、どうアレンジするかは、暮らしや身体感覚次第。
おせち料理や雑煮、そして今年加えた発酵薬膳トマト煮も、
私にとってはその延長線上にあるものです。
伝統をなぞるのではなく、基本を大切にしながら、
今の暮らしに合うかたちへと整えていく。
それは、学生時代に学んだことが今も静かに息づいている証なのかもしれません。
それでも、やっぱり食べたくなる おせち料理には大切な意味がありますが、もともとは
「三が日は主婦が休めるように」
という考えもあったと言われています。
今は、元日からスーパーも開き、普通に生活できる時代になりました。
それでも——
やっぱり、舌が覚えているんですよね。
年のはじめには、自然とおせち料理が食べたくなる。
それはきっと、味そのものだけではなく、
時間の流れや記憶も一緒にいただいているから。
年のはじまりを、食卓から整える。
そんな日本のお正月を、これからも大切にしていきたいと思います。
おせちは、日本で生まれた。でも、源流は中国にある おせち料理は、いかにも「日本らしい」お正月の風景として知られていますが、
その背景をたどると、実は中国から伝わった思想が土台にあります。
「おせち」という言葉の語源は、節(せち)・節供(せっく)。
もともとは、中国の暦や陰陽五行、二十四節気の考え方に基づき、季節の節目を大切にし、
神様に食を供え、静かに時間を過ごす日を意味していました。
一年の流れの中で、自然と人の暮らしを整えるための“区切り”。
その思想が日本に伝わり、宮中行事や神道、農耕文化と結びつきながら、やがて
新年の料理=御節料理
として形づくられていきます。
日本では「一年分の祈り」を、新年の食卓に集めた 中国では、一年を通して節気ごとに行事食をいただく文化があります。
日本にもその名残はあり、ひな祭りのちらし寿司、端午の節句の柏餅やちまきなど、
季節の節目ごとに食を通して整える習慣が残っています。
その中で日本は、一年のはじまりである「お正月」に、祈りや意味を集約させる
という選択をしました。
だから、おせち料理には一品一品に意味がある。
黒豆は健康、数の子は子孫繁栄、田作りは豊作祈願。
ただ「縁起がいいから」ではなく、これから始まる一年をどう生きたいか、どんな流れを願うのかを、
料理として並べているのだと思います。
食べることは、身体だけでなく「時間」を整えること こうした考え方は、中国の薬膳や食養生の思想とも深くつながっています。
何を食べるか、ではなく、いつ、どんな状態で食べるか。
身体と季節、心と時間の流れをそろえること。
今年、私が加えた「発酵薬膳トマト煮」も、そんな視点から生まれた一品でした。
伝統をそのまま守るのではなく、今の身体と暮らしに合わせて、そっと重ねていく。
それもまた、文化を生かし続ける方法のひとつだと思っています。
変わるからこそ、残っていくもの ライフスタイルは変わっても、人が「整えたい」と思う気持ちは、きっと変わらない。
忙しい日々の中で、年のはじめだけは、少し立ち止まり、食卓を整える。
それは、過去に戻ることでも、形式を守ることでもなく、時間と文化を、今の暮らしにつなぎ直すこと。
おせち料理は、「昔ながらの料理」ではなく、そのための知恵なのだと思います。
年のはじまりを、食卓から整える。
そんな日本のお正月を、これからの世代へも、静かにつないでいけたら。
おせち料理や雑煮に込められてきた「食で整える」という考え方は、
特別な行事のためだけのものではなく、本来は、日常にこそ生かせる知恵だと思います。
発酵や薬膳もまた、何かを足すためではなく、今の身体や季節の状態を感じ取るためのもの。
私の講座では、そうした視点を大切にしながら、
食と暮らしを見つめ直す時間をご一緒しています。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
📚 本の紹介
教室で大切にしている「整える食」の考え方は、書籍でもまとめています。 はじめての方にも読みやすく、暮らしに落とし込みやすい形で構成しています。
▶ ローフードの教科書 &Raw Living step1
🗓 年末年始のレッスン予定・お申込み
年末から年始にかけて、教室では以下のレッスンを予定しています。
【予定】
・ロースイーツマイスター 上級講座
・発酵プランナー 上級講座
・年始スタート:発酵プランナー講座(基礎〜)
▶ お申込み・お問い合わせ(公式サイト)
https://www.andlabtokyo.com/lesson-reserve
先生情報 |
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安藤千英 |
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渋谷区神宮外苑前にてレッスン開催中! ローショコラティエ協会本校 料理教室&LAB東京主宰 クスパ公認インスタアンバサダー ELLEgourmet専門料理家 わかさ出版web”カラダネ”、発酵美、オリーブオイルライフなどコラムやレシピ執筆 現在までに40冊の本や雑誌に掲載 ローショコラティエ協会代表理事 ローフード国際プロデューサー 発酵専門家として活動中 プロフィール詳細をみる |
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