イタリア料理留学中に出会った、各地のマンマの味を写真付きレシピでご紹介します。
前日、お休みだった語学学校とは連絡がとれて、火曜日の朝9時に来てね~と言われましたので行ってみました。9時に来てね、って言われたんですが、朝9時20分まで誰も来なかったよ~。なんなの!!ナポリいい加減すぎ!! 受付の人に月曜日に来いって言ったじゃん!!!!!とプチ怒り気味に伝え、私はこの日、様々な怒りを抱えておりましたので勢いで「月曜日の授業料を返金して欲しいわ!!」と伝えたらあっさりOK。そして、先生たちも感じいいし、授業楽しいし、生徒たちもいい感じだし、なんかいい学校でした。ナポリに一人で長居したい時はまた行っちゃお。 さあて、友人も来たので午後はナポリの美味しいものたべまくっちゃうよ♬ 月曜日に長蛇の列が出来ていたトラットリア・ネンネッラですが、予約は出来ないとのこと。オープンが11時45分らしいので、11時半に並びます! わーい! 一回転目で入れました! パスタ・エ・パターテは以前より美味しくなったのでは!?めっちゃくちゃ美味しい~!悶絶~ そんで、このトマトスパゲッティのゴロンとしたトマトが甘くておいしいこと! これは期待を相当上回る美味しさでした。過去一美味しいトマトパスタかも(いや~、二日前のアニータさんとこのも相当美味しかったな) とにかく、シンプルなトマトのパスタの破壊力、そういえばイタリアでシンプルなトマトのパスタを食べることが案外ないので忘れてました。 セコンドにはポルペッテ(ミートボール)とカツレツを。 すごい技!! お野菜もたっぷり。 なんと、プリモとセコンドとコントルノ(付け合わせ)で一人15ユーロ!(2500円)よその店ではパスタ1皿でこのお値段なこともざらですが、ここは飛びきり美味しい上に安いのです。そりゃ行列できるよね~ しかし、この店のウリは料理だけではなく、謎の盛り上がり!! 昔から謎の盛り上がりタイムがあったのですが、それがスケールアップしてる!だいたいの客が食べ終わる頃になると、謎に大音量の音楽とともにスタッフが歌って踊り始めます。それを観に、みんな席を立つから、長居しないように客を一階に誘導してるのかな?? わかりませんが、とにかく美味しくて安くて楽しいお店です。はぁ~、、明日も行きたい。今スグ行きたい。 この後、ヴェスヴィオ火山鉄道に乗ってエルコラーノの遺跡へ。 海沿いにあるエルコラーノは比較的富裕層のリゾート地のような場所だったそうです。規模は小さいですが、ポンペイと違って人が少なくて良いです。 ポンペイが火砕流で埋まった町なのどは違い、こちらは火砕流ではなく、土石流でで消えた町なので、温度が低く、燃えずに閉じ込められた形で消失しています。そのため、木造の梁や、木造の船まで燃えずに残っていて、お屋敷の床や壁画もそのまま残っていて、小さいながらに見ごたえのある遺跡でした。 船ですよ!! 紀元79年の木造船が残っているのって、すごくないですか!? 溶岩に閉じ込められていたから残ったのですね。 居酒屋後とか、パン屋の跡とかみると、前世はここにいたんじゃないかと思ってしまいます。なぜ邸宅の美しい噴水や美しいモザイクのある部屋を観て、ここが私の家だったのかも、と思わないのかしら。。私ったら前世でも町の労働者。 併設されている博物館には、遺跡から出土された、その当時の宝飾品も展示されていますが、これがブルガリのカボションリングとか、蛇をモチーフにしたものにそっくり! イタリアのアートやデザイン、ファッションが素晴らしいのは、自国の伝統と文化を土台にデザインをして脈々と受け継がれて来た歴史の上に成り立っていたのだと納得。そりゃ叶わないわ~。イタリアの底力を感じるものでした。 初めてのナポリならポンペイの方がスケールが圧倒的に大きく、街として素晴らしいのですが、エルコラーノも見ごたえがありました。 次は、皇帝の妃で浪費家だったというポッペアの館というのをイタリア人にはお勧めされています。また次回に! さて、夕ご飯はナポリへ来たら一度は足を運ぶとっておきの場所へ!