cucin amica タルティーヌ教室

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(埼玉県さいたま市)

パピーウォーカー始まる

和田 陽子 先生のブログ 2025/2/11 10:58 UP

かわいい50%楽しい50%。
そんな100%で始まると思っていたパピーウォーカー。
でも実際は大変が100%で
かわいいも楽しいも見失うほどだった。

委託直後は大げさな表現抜きで
24時間見守らなくてはいけなかった。
1時間から2時間おきに排泄を促す。
それは当然夜中もあることで、
これが長い子だと1ヶ月から2ヶ月必要だと言う。
朝も昼も夜中も目を離せず、
私は砂掛けババアの様に老けた笑

でも私が1番辛かったのはそんなことではなく
大きなケージの中に小さな子犬を入れ、
1人で寝かさなくてはならないことだった。
昨日まで兄弟達とくっつき合って寝ていた子犬が
急に大きなケージの中に1人で寝ることになる。
当然夜泣きはする。ずっと鳴く。
でも、排泄の時間以外は
その鳴き声を無視しなくてはならなかった。
泣くことによってケージを開けてもらうことを
賢いラブラドールはすぐに覚える。
だから。
ここで夜は寝るんだよってことを
学ばせなくてはならなかったのだ。

レトリバー系はとにかく何でも食べてしまうので、
誤飲を避けるため座布団やマットなどを
ケージに入れる事は禁じられている。
敷物のないケージの中に、
小さな小さなタリスを入れることが、
とてもやるせなかった。
クンクン泣くたびに
そばに駆け寄り抱き上げたい気持ちを何度も堪える。

他にも様々な厳しい規則があり、
それは私の気持ちをとても削り、
憤りを膨らませた。

「可愛い子犬にこんな辛いことを強いるなんて、
パピーウォーカーをやる人が少ないはずだよ!」
なんて悪態までつく始末。

でも。
可愛い子犬も学ぶのだ。
小さな身体でたくさんのことを
驚くほどの速度で体得する。
夜泣きが一晩ニ晩と減り、
排泄の仕草を見せ、もう出ないよと見上げる。

それは、何かを容易く批判する私を律し、
思わずSNSに軽はずみな経験を書く事を
躊躇わせてくれた。
まだスープの上澄みしか飲んでいない私が、
軽はずみに書いていい経験など
無いのだとも。



さて。覚悟がやっと出来ました。
タリスとの日々を記し残そうと思います。

*パピーに対する規則は各地の盲導犬協会に
 より決まっており、違いも様々です。


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