10月からの新メニュー「肉まん・豆腐まん」おかげさまで、先月は数日開講の運びとなりました。
その際、何人かの方からいただいたご質問が、「冷凍できますか?」というもの。私自身も気になっていたので、「やっぱり気になりますよね!」という思いでした。
試作は何度も行っていましたが、冷凍するまでもなく食べちゃっていたのでね…。というのも、9月下旬で、作った日を1日目とすると、冷蔵庫で3日目までだ丈夫だったのですから!4日目は、試していないのでわかりません。また、真夏は試していませんが、もしかしたら2日目までが無難かもしれません。
「今日、明日、明後日まで大丈夫だったら、冷凍せずに食べてしまう!!」、そんな肉まんと豆腐まんです。3日続けて食べても飽きないのです。
でも、「冷凍庫にあったら嬉しいな〜」と思い、ようやく試してみました。
肉まんは、一般的に考えて大丈夫なはず。問題は、豆腐まんです。水っぽくなったり、食感が悪くなったりするかもしれない…という心配がありました。豆腐を冷凍して解凍すると、水が抜けてすが立ってしまうからです。
冷凍して約1ヶ月後のものを、凍ったまま蒸し器で温めました。
10分加熱+5分余熱
さてさて、結果は…。
おいしく食べられました!!
なんとなく、冷凍しなかった物とは違う感じがしましたが、じっくり注目しなければ気がつかないように思います。
そういえば、白和えのあえ衣は冷凍できますし、冷凍の豆腐ハンバーグというのもありますから、豆腐でも潰れてしまえば冷凍しても大丈夫なのですね。
肉まんはもちろん問題なしです。でも、上記の時間では、豆腐まんほどアツアツではなかったです。ぬるいと言うほどではなかったので、追加で温めることなくそのまま食べても問題無い程度ではありました。時間は、お鍋や量によっても変わると思いますが、豆腐まんの方が少し早く温まると思っていただければと思います。
次に温めるときは、12分加熱+3〜5分余熱かな…と考えています。蒸し器なら、2種を同時に温めて取り出しても、それほど問題無いと思います。つまり、肉まんに合わせた時間にすると豆腐まんにとっては少し余分な時間ということになりますが、大丈夫なのではという予想です。電子レンジの場合は、別々に温めるか、時間差で豆腐まんを先に取り出す方がいいかもしれません。
この豆腐まん、お肉は入っていないのですが、何とも不思議な味わいと食感なのです。レッスンを受けて下さった皆さまが共通しておっしゃるのが、「もっとあっさりしているのかと思っていたら、意外としっかりと食べ応えがある。でも、お肉ほど重くない!」というものです。中には、初めに豆腐まんに口をつけられ、「あれ?これ豆腐のつもりだったけどお肉だった!?あ、でもやっぱりお肉ではないか。」とおっしゃっていた方も。
私としても、肉まん2個食べるよりも、豆腐まんと肉まんと1個ずつ食べる方がいろいろな意味でバランスがよく、満足度も高いです。物足りないことはないけれど、お肉よりはちょっと軽めがほどよい豆腐まんです。
でも、肉まんもいいのですよ!「イースト臭がしない肉まんはいいですね。」というご感想もいただきました。
私好みで、甘すぎずほどよい食感の生地にして、中の餡とのバランスも考えました。
湯気の立ち上る豆腐まんと肉まんは、寒い時期にホッと肩の力を抜いてくれます。「今度はまとめて作って冷凍しようかな〜」と思ったりもしています。
単にレシピ通り作るだけでなく、1回のレッスンで作るパンが幾通りにも発展するよう、基本+多様な展開をお伝えするレッスンをめざし、手作りならではの要素を盛り込んだレシピを開発。
6つのパン教室に通い、単発の教室やパン屋さんの講習会などにも多数参加。パン以外からもインスピレーションを得ながら、手軽さと一手間かけることの両面から、おいしいパンを作ることと、教えることの両面から研究を重ねる。
2013/7/3