特攻隊の最後の食事
下野ひとみ 先生のブログ 2023/8/12 10:28 UP
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こんにちは。
昨年6月に投稿したものですが、終戦の日が近づいて来たので忘れないために再投稿します。
今日はちょっといつもとは違うことを書きます。
先日、鹿児島出身の同年代の方と話していましたら「戦争中、特攻隊が最後に飛び立つ時に巻き寿司を持たせられた」と子供の頃おばあちゃんたちからよく聞かされていたそうです。 特効基地があった知覧は鹿児島県ですので、他県よりもこういった話をたくさん聞く機会があったのでしょう。
ちょっと調べてみましたら、機内での最後の食事のメニュー表がありました。画像をお借りしました。
確かに巻き寿司の文字が。 そして稲荷寿司も。
基地での食事は質素な稲荷寿司が多かったそうです。 そして、メニュー表には他のものも書かれていますが、実際には食糧難の中、基地に残る整備の人たちのために残していく隊員たちが多かったそうです。
おにぎりではなく、巻き寿司なのはなぜだったのでしょう。 酢飯の方が痛みにくいから??? 巻き寿司と言っても今の豪華な具材を巻いたものではなかったことでしょう。
デコ巻きずしのルーツは房総の太巻き寿司と江戸前細工寿司ですが、全く別の悲しい歴史を意外なところで知りました。
「最後の食事は何がいい?」という話をすることもあるかと思いますが、それは豊富なメニューの中から好きなものを選べることが前提となっています。 ありがたいことです。
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下野ひとみ |
中学生のころ初めて出会ったお花柄の太巻き寿司。その時の感動をたくさんの人に伝えたくて東京すしアカデミーで飾り巻き寿司インストラクター資格を取得。現在日本デコずし協会所属デコ巻きずしマイスターとしてレッスン開催しております。 麻布十番だけでなく、渋谷、ご自宅への出張レッスンもしております。 プロフィール詳細をみる |