人気サロネーゼにインタビュー（名久井 詞津子先生）

調理実習形式ですと、「自分が調理を担当した部分しかわからなかった…」ということになる可能性があります。

ですので私は生徒さんに調理をしてもらうのではなく、デモンストレーション形式をとっています。私自身がいろいろな料理教室に通った経験上、このデモスタイルが一番生徒さんに理解してもらえると思ったからです。また、キッチンはアイランドキッチンにしています。一列の形だと、私の背中から覗き込んでいただくことになってしまいますので。生徒さんみなさんに良く見ていただけるよう、このキッチンにしました。

一番気をつけていることは、生徒さんみなさんに平等に接することです。料理教室とはいえサービス業ですから、笑顔はどんなときも忘れません。

生徒さんは看護師さんも多く夜勤明けできてくださることも多いのですが、うれしいことに私の料理教室にくるとリフレッシュできるとおっしゃってくださいます。
どんな方でも、「来てよかった」と思ってお帰りいただけるよう努力しています。

人気だなんてとんでもないです！ただ、教えるということはそれ以上に自分で勉強をすること、そして儲けようとは思わないことを心がけ、20年目を迎えようとしています。今まで、1か月のうち1週間から10日ほどは東京に行っていろいろな料理教室に参加し、残りは自分の教室でレッスンというほとんど休みのない生活をしていました。 64歳の今、さすがに体力的な問題もあってすこしゆとりを持った生活に変えていこうと思っていますが、日々勉強の心は忘れず、生徒さんに喜んでいただける内容のレッスンをしていきたいです。