身近な素材でプロから学ぶフランス料理。フレンチを通して料理の基礎をしっかり習得できます。
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facebook広告などでもちょくちょく表示される、ミシュラン星レストラン・sio鳥羽シェフ監修の『ふつうのマヨネーズ』、気になってサイトを覗いてみました。
↓実際のレシピ、作り方は下の方へスクロール。
シェフ曰く、市販のマヨネーズは、塩味と酸味が強く「食材の旨味を超えた独立した味」。彼が目指したのは、食材を超えない塩味と酸味、食べたときに「きゅうりの味が美味しい」など、先に食材の味が来るように設計したマヨネーズだと。
確かに日本のマヨネーズは味がつき過ぎてる感はあります。僕も家に常備してますが、オリーブオイルやパルミジャーノを加えたりと、そのまま使うことはありません。
で、オンラインショップを拝見すると、120mlの小瓶×3個で、3800円+送料とな。
うっひゃ~、貧民には手が出せませんね。
ちなみに、製品の原材料は、植物性油脂、卵黄、醸造酢、砂糖類(砂糖、水飴)、マスタード、塩、(一部卵を含む)。
なんか、甘そうだけどね…。
色々検索してると、鳥羽シェフによる『ふつうのマヨネーズ』を家庭で再現できるレシピ(動画付)が公開されているのを発見。
材料は、キャノーラ油200g、全卵1個(50g)、ホワイトバルサミコ酢32g、グラニュー糖10g、マスタード3g、塩 3.5g。
ふむ、製品の原材料と随分違いますね。製品は卵黄となってますが、再現レシピは全卵。製品の色だけ見ると全卵じゃないよね?また製品は醸造酢となってますが、バルサミコは醸造酢じゃないので製品では使っていないはず。バルサミコの甘みを水あめで代用?何だか色々おかしいぞ、と思いつつ…。
とりあえず、材料はあるので再現レシピで作ってました。サイトでは手順いろいろ紹介されてますが、バーミックス使ったので一瞬で完成です。
一言で言うと、酸っぱいカスタードクリーム。全卵なので、テクスチャーはちょっと固めですが、まろやかで甘みと香りが丁度良い。でもこの甘みと香り、ひとえにホワイトバルサミコの効果ですね。
ちなみに、このレシピで仕上がりは300ml。僕の材料(ホワイトバルサミコは、250mlで2000円程度、オイルはイタリア産のひまわりオイル2Lで1312円を使用)で、原価は420円。バルサミコがぐっと押し上げましたが、3瓶360ml当たり約500円。一方、実際の製品は(配合が違いますが)、オイルと醸造酢をよほど良いものを使わない限り3瓶当たりの原価は300円を切りますね。
ということで、ホワイトバルサミコ買って、公開レシピで作ればいいじゃないかと思った次第です。。。
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で、この後何回か作ってみて、配合は下記に落ち着きました。
ひまわりオイル 200g
全卵 50g(1個)
ホワイトバルサミコ 30ml
グラニュー糖 5g
ディジョンマスタード 5g
塩 5g
シェフのレシピ通りだとかなり甘いので、砂糖は半分に。塩とマスタードはちょい多め。
今回使用したホワイトバルサミコとひまわりオイル。ホワイトバルサミコはカルディや成城石井で手に入ります。
オイルは普通のサラダオイルでも構いませんが、うちでは日常的にひまわりオイルを使ってます。
作り方は至って簡単、材料を全て適当なジャーに入れてハンディブレンダーで撹拌するだけ。
ブレンダーを少し上下に動かして完成です。
仕上がりは、約300gで、容積400ml程度です。