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きのこは秋の味覚を代表する食材です。栽培方法の普及で、今では年間を通して楽しめる種類が増えたきのこですが、やはり秋の食卓に欠かせないものですよね。 今回はきのこの食物繊維量に注目します。椎茸、エリンギ、舞茸、えのき、しめじといったおなじみのキノコで比べてみましょう。 目次 きのこの食物繊維量ランキング きのことビタミンDの関係 松茸の香りには、どんな作用がある? まとめ きのこの食物繊維量ランキング 食物繊維といえば、便秘改善や美腸に効果がある成分です。ただ、現代人は食物繊維が不足しているという現状が…。 そんな不足気味な食物繊維を豊富に含むのが、きのこです。 旬のきのこを召し上がる際は、食物繊維についても少し意識をして食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか? 今回は店頭で手に入れやすい椎茸、エリンギ、舞茸、えのき、しめじの5種類で食物繊維量をみてみましょう。 <食物繊維量ランキング(生・100g)>
1位 椎茸(4.9g)
2位 えのきたけ(3.9g)
3位 ぶなしめじ(3.5g)
3位 舞茸(3.5g)
5位 エリンギ(3.4g)
さまざまな料理に活用できる椎茸が1位というのは、取り入れやすいですね。 きのことビタミンDの関係 新型コロナウイルスなどの感染症を予防するためには、免疫力を高めることが大切だとされています。そこで期待されているのが、免疫機能にかかわるビタミンDという栄養素です。 ビタミンDは日光に当たることによって体内で作られるという独特な特徴があるので、適度な日光浴がすすめられています。また食材では、脂がのった魚(青魚)や卵黄、きのこなどが取り入れやすい食材になります。 たとえば、この時期は鮭も旬です。脂がのった鮭にはビタミンDが豊富に含まれるうえ、ビタミンDは油脂と組み合わせると吸収率が高まるため、”鮭ときのこのシチュー”や”鮭ときのこのバター醤油炒め”といったメニューは免疫力アップメニューといえるでしょう。 ■松茸の香りには、どんな作用がある? きのこに限らず、秋の味覚の中でも贅沢品だとされるのが松茸です。 「香り松茸、味しめじ」といわれるように、松茸の一番の魅力はその香気にあります。この香りの主成分は、ケイ皮酸メチルやマツタケオールと呼ばれるもの。これらには食欲を刺激し、消化酵素の分泌を促すとともに、がん予防にも有効に働くとされています。 松茸の食物繊維量は100g中4.7gと椎茸に匹敵しますが、松茸ばかりは栄養効率よりも香りを第一に味わいたいですね。 まとめ 秋の味覚を代表するきのこ。きのこには食物繊維が豊富だというイメージがあると思いますが、ではどのくらいの食物繊維量が含まれているのでしょう。 身近な椎茸、エリンギ、舞茸、えのき、しめじの5種類で比べると、一番食物繊維が多いのは、椎茸です。 またきのこには食物繊維だけでなく、免疫力を高めるビタミンDも含まれます。 きのこはどの種類も料理に取り入れやすいのが特徴ですので、寒い季節の健康管理にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。 ・旬の野菜の栄養事典(女子栄養大学名誉教授 吉田企世子監修/X-Knowledge) ・ 日本食品標準成分表2020年版(八訂) ・ 令和元年国民健康・栄養調査報告参考 管理栄養士
長 有里子 sazukaru代表。管理栄養士。 39歳で体外受精を経験し、40歳で第一子を出産。自身の経験から、不妊治療をされている方に向けた「授かるごはん」講座を主宰する。 人気サイト「服部幸應先生の1週間ダイエットレシピ」の監修経歴をもち、現在は雑誌やサイトの栄養監修なども手掛ける。 授かるレシピへ