陽射しが穏やかだったので近くを散歩してみると桜がちらほらと。
庭には芍薬の芽が3本ほど出ていて今年も咲いてくれるのだと
嬉しくなってきます。毎年咲くけれど、うつろいで行く景色
でもあります。
そういえば、美術系出身の娘と食に興味を持つ私の二人三脚で
始めた此処の事を振り返ってみると、始めた時期も今思えば大変
良かったように思います。今は亡き器用な父が棚や必要なものを
手づくりしてそっと応援してくれていました。
パンに興味のある人は彼女のパンを、私はパン教室を始め、
週末はマルシェ等に出店したり、講座を開いたりと右も左もなく
ただ何をしよう、どうしてみようと時間等意識することもないまま、
ただただひた走り続けたその経験は面白く、充実した時間であり、
深く感謝の思い出となりました。
お互いのベクトルの違いは少しづつ変化していきながら、創作
マネジメントが得意な彼女は環境の変化もあり、べつの場所で工房を。
私はパンを作り食べるだけではなく、パンを通して体づくりを知って
ほしいという栄養も取り込んだパン教室を。
コロナ渦の中、彼女は今は工房をやめ、二ホンミツバチを育てています。
同時に今後美術を生かす新たな取り組みへと向かっています。