恋の駆け引きから身を引く女

今日は源氏物語講座でした。1週間しか間が開かなかったのですが、みなさまご参加くださいました。










今回は、空蝉の巻を読みました。
空蝉は、方違で偶然源氏と関係することになった中流貴族の人妻です。随分と年上の格下の夫を持つことに気がそわず、単調に日々をくっていたところ、キラキラの若き源氏と巡り合って、ああ、娘時代のちゃんと父母も生きている独身のころであったなら、と何度も思いながら、光源氏の訪問を二度も振り切ります。


暑い夜に、蝉の抜け殻のように、透ける薄い衣を脱ぎ捨てて、さらりとかわすのです。


後ろ髪をひかれつつも、この恋に溺れて、源氏との恋の駆け引きを始めたらこの先は地獄、とわかっているところが大人ですね。


講座の際のテーブルの写真を撮り忘れてしまいましたので、お召し上がりいただいた抹茶のティグレと、プリンをご紹介します。このほかにもたくさんお菓子が出てきました。三巡り目の生徒さまと、二巡り目の生徒様が、今年からお始めになった方に「慣れたら食べながら聴けるようになりますよ!」と明るくお伝えになっていました。もぐもぐしながらお楽しみくださいね。


満席が2月続きましたので、4月は試みに増設しました。4月8日の火曜日と22日火曜日の10時半からです。よろしければお気軽にお申し込みください。次回は、有名な夕顔の巻を読みます。


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