ハーブを使い切る 〜長持ちさせるコツ

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最終更新日:2022/6/16

グルトンベール  クッキングサロン(東京都新宿区赤城下町32小高ビル1F)

身近な素材でプロから学ぶフランス料理。フレンチを通して料理の基礎をしっかり習得できます。

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奥神楽坂のワインショップ グルトンベールが綴るおいしい生活

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ハーブを使い切る 〜長持ちさせるコツ
2024/2/16 15:30 UP

ハーブの使い方はこれまでもご紹介してましたが、今回はハーブの保存の仕方。
 
ハーブは、西洋料理に欠かせない欠かせないエッセンス。肉や魚の臭みを取りながら、素材に芳しい香りを移してくれます。ほんの少し使うだけで出来上がった料理は芳香に包まれ深い味わいとなります。
 
特にフレッシュハーブの爽やかな香りは格別です。レストラン時代は、イタリアンパセリ、、ディルの3種は細かく刻んで混ぜ合わせて小道具として常備してました。ちなみに刻んで混ぜ合わせたものを「フィーヌ・ゼルブ」と呼びます。
 
ご家庭で何種類も扱うのはロスも出ますので、フレッシュで主に料理の仕上げとしてオススメするのはチャービル(セルフィユ)です。
美食家のパセリと呼ばれ、マイルドでデリケートな香りが繊細な味付けの料理によく合います。特に白身魚の料理に刻んだ葉を散らすと淡白な魚の味とセルフィユの香りがよく合います。スープの浮き身やサラダ、ドレッシング、バターソースに混ぜると味わいとともに見た目にもさわやかさが演出できます。
 
あとはディルですね。爽やかな香りが魚の生臭みを中和するので、カルパッチョやマリネ、魚料理のソースには欠かせないハーブです。ジャガイモと相性が良いので、ディル風味のマッシュポテトやポテトサラダもいいですね。
ちなみにディルという名前は、北欧の古語ディラ(鎮静する)に由来すると言われ、古くから消化や鎮静に効果があると言われています。北欧料理には欠かせないハーブです。
 
ちなみに、ローカル情報ですが、神楽坂界隈ですと、マルエツ江戸川橋店が1パック159円(税別)で一番安いです。神楽坂通り(早稲田通り)坂上のキムラヤも常時扱ってます。
 
◾️保存の仕方
マルエツで買ったセルフィユ(チャービル)です。ほぼほぼどこでもこのパックですね。


パックを開けたら、茎の下の方をハサミで切ります。

 
さっと洗ってから、水を入れた容器に茎をつけます。お花の扱いと一緒ですね。

 
給水して葉が元気になってきたら、ペーパタオルに取ります。ハーブ全体は濡れいてる状態でOKです。

 
包んでパックに戻し、冷蔵庫へ。

 
購入時の状態にもよりますが、3日から1週間くらい日持ちします。寿命は茎によって個体差がありますので、色が抜けてきたものから使いましょう。
 
で、残ったハーブの活用法はこちら。
 
◾️ハーブパン粉
で、残ったハーブの活用法はこちら。使い勝手の良いハーブパン粉の作り方です。
余りがちなナッツも消費できます。
 
『ペルシャード(香草パン粉) 〜実は色々使えるフレンチの小技』香草パン粉、フレンチではペルシャード(persillade)と呼びますが、ペルシャとは全く関係なく、パセリ=ペルシから来ています。基本の材料は、パン粉にパセリ…ameblo.jp  
 

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  • クスパアワード2020 新人賞
先生情報
野原正哉
野原正哉
料理人   

フランス料理を独学で習得し1990年下北沢でビストロを開業。以後、渋谷、青山、神楽坂でフレンチとワインのマリアージュを提案するレストランを営業するも2016年8月閉店。一方2016年1月に、ワインショップ「クオリティワインブティック グルトンベール」を開業し、2017年2月より料理教室を開設、レッスンは300回以上開催、延べ2000人以上の参加者をお迎えてしている。

教室からのお知らせ

2021/11/17

■料理教室の再開について
皆様ご承知の通り、東京の飲食店に対する営業制限は解除され、世の中が徐々に正常な状態に戻りつつあります。とはいえ、第6波など感染再拡大の懸念はぬぐい切れておりません。
そもそも店舗面積が狭く、換気も充分とは言えず(換気を良くすると、寒かったり暑かったり…)、お買い物のお客様と動線を分けるのも難しい環境ですので、近隣で開催可能なスペースも探しております。
再開を楽しみにしてくださっている方も多くいらっしゃいますが、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

2020/5/27

5/25付で緊急事態宣言が解除されました。ただ、第2波、第3波の感染リスクは依然として高く、社会的には3密を避けることが求められており、各企業でもテレワークの継続、会食や集会の制限が続いている状況と思います。
当サロンのレッスン再開は、皆様が安全安心かつ平等に集まれる状況になるまで待ちたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。


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