この夏、シチリア、サントリーニ、タヒチを旅しました(島ばかりですね)。
どこも素晴らしかったですが、
食に関しては、シチリアが、感動的に美味しかった!!
海外旅行先で全食食べ物が美味しかったという経験はこのシチリアだけです。
どこで食べても美味しくって。日本食が全然恋しくなりませんでした。
逆に、日本に帰ってから、シチリア料理が恋しくなりました~。
その美味しい感動を生徒の皆様にもぜひお伝えしたくて、
9月の新作クラスはインスパイアを受けたばかりのシチリア料理コースにしました。
1品目「シチリアの濃厚とろとろカポナータ」
シチリアのディナーでは、毎回食べていました。美味しいのなんのって!目からウロコが落ちるような旨みがある野菜料理です。
茄子がメインで主張しているカポナータはシチリアで食べたのが初めて。日本で食べるカポナータはフレンチのラタトゥーユぽいものが多いように思います。
シチリアの茄子は大きくて、雄鶏(cappore)のようということがカポナータという名前の由来だそうです。
それに近い茄子ということで、肥後紫を使用。
「野菜だけしか使ってないのに、何でこんなに旨みがあるんでしょう!」「白ワインが進みます~」「濃厚~」と生徒さんも初めての美味しい味に、感動なさっていました。
イタリアでは無造作に盛られていたので、トレビスの上にセルクルで抜き、おしゃれな前菜として盛り付けました。
作った直後よりも、冷蔵庫に一晩入れて翌日食べるのが美味しいですよ。3日くらい持つので、普段のおかずの一品にも、おもてなしにも便利です。野菜嫌いな人もペロッといっちゃいます。
2品目「蝦夷生雲丹のトマトクリームスパゲッティーニ」
シチリア名物のパスタはイワシのパスタやウニのパスタがあります。
このウニのパスタ、言葉を失う美味しさです。
「あまり美味しくてワインを飲むのを忘れてました」とおっしゃる生徒さんも。
夢中で食べてしまいます。
生ウニが溶けかかったソースが、とろとろにパスタに絡まっています。
作り方はものすごく簡単なのに、忘れられない味となることでしょう。
生々しくないので、ウニが苦手な人も美味しく食べられると思います。
材料は探し回って求めた質のよい蝦夷生ウニです。
間違っても、解凍ものとか使わないでくださいね~。
メイン「めかじきのインヴォルティーニ エリゼ風」
インヴォルティーニもシチリアのレストランでは、メインメニューに大概載っている料理です。
インヴォルティーニは巻物料理で、魚、肉を薄く伸ばしたもののなかに、シチリアならではの具材を巻き込んであります。
映画「グランブルー」で舞台となったホテルの、海に面したレストランで魚のインヴォルティーニをいただきました。
美味しくてロマンチックなレストランでしたよ。
そのときいただいたのは太刀魚のインヴォルティーニ バルサミコソース。
エリゼでは、解凍ものではない、生のめかじき中トロを使い、中には生ハム、パルミジャーノ、シチリアならではのあんを巻き込んで作りました。淡白であるめかじきがものすごくリッチな味わいで、それが、レモンとオリーブオイルをベースにしたソースにめちゃくちゃ合います。グリルしたズッキーニやトマトもソースや魚に合うこと。
「めかじきがこんなに美味しくなるなんて」「初めての味だけど、美味しい」「このお教室では、いつも初めての美味しい味を教えてもらいます」と喜んでいただきました。ソースが美味しいので、残ったソースは本来ならバゲットをつけて食べたら美味しく、白ワインにも合うのですが、お腹がいっぱいの生徒さんたちは、パンなしでスープのようにすすって綺麗に召し上がっていらっしゃいました。
デザート「有機レモンのジェラート」
ジェラートの美味しさをお伝えしたくって!
果汁のみずみずしさと、濃厚なコク両方を併せ持つジェラートにしました。
「最後まで完璧」「口のなかがさっぱりするのに、コクもあって美味しい」とご好評いただきました。
飽きない美味しさですよ。レモンウェハースを添えました。シチリアレモンを使ったオーストリアのウェハースです。
後日、「インヴォルティーニ作ったら家族に大絶賛されました」とか「昨日の感動をいまだに引きずっています・・・。この美味しさを家族と分かち合おうと思います」とか、嬉しいメールをいただきました。
美味しい感動をお伝えすることができ、何よりです!食ってすばらしいですよね☆
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高校と大学の間に、オーストラリアに1年ホームステイ留学。州知事宅等にステイし、ホームパーティー料理や西洋スタイルの料理に開眼する。
大学卒業後、大手料理学校や個人料理教室に通う。3年在住したパリでは、コルドン・ブルーや個人のパスカル・アルマーニ氏に学ぶとともに、
星付きレストランからビストロまで食べ歩き、舌と美意識を鍛える。世界40カ国を食べ歩いたグルメ経験を活かした各国料理教室を主宰。