「麹でロハス」をテーマに麹造りから発酵食品造りまで幅広いカリキュラムで発酵教室を開講しています。
香り立つとはこのことを云うのではないでしょうか?
今ちょうど一年前に仕込んだ生醤油を絞っています。
じっくりと時間を掛けて。
部屋中に香ばしい良い香りが漂っています。
傍らには黒麹(クエン酸麹)が出麹を待つばかり 何とも良質の環境が
整っているではありませんか。
醤油と云えば原材料は、大豆と小麦と塩のたった3つ。
それぞれの役割は
大豆・・・・・タンパク質が酵素で分解されアミノ酸となり旨みの元になる。
小麦・・・・・デンプンが酵素によって分解され甘味や香りの元になる。
塩・・・・・・・雑菌から守りゆっくりと醸造させる。
約一年かけて三位一体となり美味しさの元が生まれるわけですから手間暇のかかる
仕事ではありますが、この時を待ち侘びていました。
途中で何度もかき混ぜ耳元で音を聞いたりと、なかなか愉しいものです。
珈琲のデキャンタを利用してゆっくりと濾していきますので、ガラス越しに見える
透明感のある深い黄褐色の生醤油が落ちる様子に魅了されて暫し時間が止まりました。
発酵教室ではこの醤油の要となる豆麹造りも皆さんにご指導しています。
気温の高い時期は納豆菌が発生してしまい他の菌が死滅してしまいますので充分注意
が必要です。
(醤油の原料:大豆と小麦の麹)
(醤油を仕込む様子)
12月の寒い時期に豆麹を造り、醤油と金山寺味噌を仕込みます。
ご参加下さる方を募りますのでホームページよりご連絡ください。
一滴のしずくの感動を拡げて行きたいと思っています。