こんにちは。 御苑の和菓子教室「和菓子Labo一陽」主宰　和菓子stylistのせのおようこです。

6月も半ば近くなり 紫陽花も色とりどりになってきましたね。 子供の頃はどうしても好きになれなかった紫陽花。
でも、いつの頃からか逆に紫陽花にとっても惹かれるようになってきて、食べれなかったものが食べれるようになったり、年月ってホント不思議です。 あ、食べ物に脱線しました。
雨はあまり好きではないけれど、一雨ごとに色濃くなっていく紫陽花を見るのは結構好きだったりします。 意外とロマンチストなんです。うふふ 今は目にも楽しい様々な種類の紫陽花が見られるようなってきましたが、 あなたはどんな紫陽花がお好みでしょうか?



和菓子でも紫陽花はよく作られますが 先日のレッスンでは「羊羹きんとん」の紫陽花を咲かせましたよ。
ふーん、羊羹きんとんって何⁇
と思ったあなた、さては和菓子に興味アリですね

「羊羹きんとん」とは、水に寒天とお砂糖を熱し煮溶かした液体に餡子を入れて固めたもの。 それを篩（フルイ）にかけて、そぼろ状に濾し出したものを餡子の芯に植え付けて行きます。

植え付け作業は、教室内がシーンっとなる時間。 オンオフじゃないですけど、しっかり丁寧な作業をすしようと集中する時間は、自分に向き合える時間でもあるんですよね。

今回は色を染めるため、白あんを使用。 紫陽花もいろいろな色があるので、着色も皆さんそれぞれお好きな色味で！ 出来上がってくると、他の生徒さんの色味をみては「わーきれい」の連呼。 仕上げから試食は、皆さんがお互いの菓子を褒めあう すごく素敵な時間が流れます。

生徒さんが作られた紫陽花、雨粒も付けていただきキラキラ〜。 もうそのものって感じ↓↓↓

ホントは、紫陽花の葉に菓子をのせたいところですが、微毒があるので使用しません。 よくプラスチックのペラペラな葉もありますが すみません…私が好みではないので却下。 笹の葉をお好みでアレンジしていただきました。

こんな、お色もアリ。 もっと濃い青や、グリーンがかったもの、渋い薄紫など、それぞれ個性的な色とりどりの紫陽花が咲いた楽しいレッスンでした。

  
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