オーガニックに恋して
さいど あつこ 先生のブログ 2018/9/12 16:57 UP
-
ロースイーツでも、オーガニックの食材をたくさん使います。焼いたり、加熱しないので、素材の味が決めてだからです。それに、せっかく体に良いスイーツなのだから、素材も体に良いものを使いたいですよね。
昨日はオーガニックの専門家、レムケなつこさんのセミナーに参加してきました。
レムケさんはオーガニックの本場、ドイツの大学院でオーガニックを学び、研究者としてオーガニック製品の開発にも携わり、今では世界中から生徒さんが集まるオーガニック・スクールも開講していらっしゃいます。何を隠そう、私もその生徒の一人なんです❗️
オーガニックと聞いて、何を思い浮かべますか? 野菜? コットン? 化粧品? シャンプー? 無農薬だから身体にいい? でも、値段が高い?
いえいえ、オーガニックはそれだけではないんです。
オーガニックとは、それに関わる生産者も消費者も、植物も、動物も、環境も、全てが健康で幸せになれる仕組みのことなのです。
オーガニックは安全。オーガニックは美味しい。オーガニックはカッコいい。オーガニックはおしゃれ。オーガニックは時代の先端。というイメージが私にもあったのは間違いありません。
それが目からウロコ オーガニックの真価は、消費者である私たちの健康や生活を守るだけでなく、生産者の方々の、もしかしたら地球の反対側のボリビアで劣悪な環境下で搾取されている出稼ぎ農民の方々までを救うことに繋がるところにあります。生態系を守ることに、在来種の動植物を守ることに繋がるところにあるのです。
例えば、オーガニックの砂糖選ぶことで、私たちは、直接ボリビアの子供たちを援助するかわりに、彼らを劣悪な児童労働に陥れている仕組みを変える手助けができます。
オーガニックの化粧品を選ぶことで、動物実験という名目で虐殺されているラットを減らすことができます。
オーガニックの野菜を選ぶことで、志を持って農業に取り組んでいる農家さんを応援することができます。
オーガニックの卵を選ぶことで、狭いゲージに閉じ込められて薬漬けで一生を終えるのではなく、広々とした庭を駆け巡りながら伸び伸びとできる環境を鶏に与えることができます。
オーガニック先進国のヨーロッパでは、EUが数百億円の予算を出して、オーガニックを推進しています。なぜなら、オーガニックでない食べ物で病気になるなどして起きる経済損失を計算しているからです。将来を見据えているのですね。そして、なによりも、人々がオーガニックを求めているからです。
だから、フランスやドイツには、当たり前のようにビオ専門のスーパーがありますよね。近所の八百屋でも、青空マルシェでも、有機野菜は普通に買えます。
それに比べて、日本で有機野菜が買えるのは、かなり限られます。デパ地下か、自然食品専門店か、有機野菜が売り物の通販か、もしくはネットで探して直接買い付けるか。
最近では、COOPのカタログでもオーガニック製品ばかりのチラシを出してくれるようになってきて、少し買いやすくなって嬉しいです。それでも、欲しいものを欲しい時には買えません。 そして、価格がとても高いです。2倍から5倍は高い😵
付加価値がついていたり、生産量が限られているからです。
ですが、ですが、、、
オーガニックの野菜は長持ちします‼️ 生命力があるせいか、いつまでもピンピンしています。 味も美味しさが濃い、というか、調味料がなくても、そのものの味で食べられるのです‼️ ニンジンも大根も、皮まで食べられて、剥いた皮や根っこや芯は、水でコトコト煮たら、美味しい野菜出汁が出来ます。捨てるところがない‼️
私たちがもっとオーガニックの食品や製品が欲しい‼️と声をあげたら、利にさといスーパーも、人気が欲しい政府も態度を変えてくれるはずです。
そうなれば、価格も下がり、流通も増え、もっと手軽にオーガニックな食品を普通に買える世の中になるはず。早くそんな世の中になって欲しい💕
ここでは詳しくは書きませんが、今、日本では大変なことが政府によって進行しようとしています。 遺伝子組み換え作物の輸入に対する規制を大幅に緩和しようとしているそうです。アメリカに恫喝されているのでしょうか?自動車や工業製品への関税とのバーターでしょうか?そうなれば、おそらく現在のような表示義務はなくなり、遺伝子組み換え食材が使われているかどうかが、私たちにはわからなくなります。
オーガニックには「遺伝子組み換え技術」を使った物は認められていません。オーガニックを選ぶことは「遺伝子組み換え技術」のような危ういものから家族を守ることにもなるのです。
ですから、皆さん、 これからはオーガニックをできるだけ選びませんか? オーガニックの品揃えを増やすように、行きつけのスーパーにお願いしてみませんか? 機会があるごとに「私は遺伝子組み換え食品は食べたくない」と声をあげませんか? ご自分と家族と子孫たちのために、無理なくやれることをしましょう😃
最後まで読んでいただきありがとうございます。
キレイをつくるロースイーツおうち教室さいたま さいどあつこ
ホームページはこちらから
先生情報 |
|
![]() |
さいど あつこ |
病気をきっかけに食の大切さに目覚め、料理研究を始める。2011年から自宅で健康料理教室を開き、簡単でヘルシーな家庭料理とケーキを教えている。その後ロースイーツに出会い、その魅力にはまってインストラクターを取得。今春からロースイーツ教室も開催。食育インストラクターとして栄養素や酵素の情報提供も行っている。 プロフィール詳細をみる |