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(愛知県名古屋市昭和区・瑞穂区)

いちじくの簡単薬膳レシピ|不老不死の果物には女性に嬉しい栄養・効能も

松橋 かなこ 先生のブログ 2024/8/16 11:09 UP

8月後半に入り、いちじくをよく見かけるようになりました。いちじくは夏から秋に旬を迎える果物で、薬膳では古くから重宝されてきた食材です。 甘くて柔らかな果実は、おいしいだけでなく、体に嬉しい効能がたくさんあります。 今回の記事では、いちじくの薬膳効果と、おつまみにもデザートにもなる簡単でおいしい食べ方・レシピを紹介しますね。 〇この記事を書いた人...…薬膳と郷土料理の研究家 松橋かなこ ↑ 無料メールマガジン(週1~2回配信)をお届けしています。ご希望の方はこちらからご登録ください。 いちじくの薬膳的効能|秋の乾燥や女性特有の不調対策にも 薬膳では、いちじくには身体を潤す働きあり、腸を潤す整腸作用や、身体の余分な熱を冷まして喉を潤す作用が期待されています。いちじくは食物繊維が豊富なので、便通を良くする効果もあるといわれています。 夏の暑さで乾いた身体を潤すとともに、秋の乾燥対策にもよく使われます。 いちじくには女性に嬉しい栄養・効能も いちじくには、女性ホルモンの一種「エストロゲン」に似た働きをする「植物性エストロゲン」が含まれています。エストロゲンは年齢とともに減少し、これによりさまざまな不調が現れやすくなります。 いちじくを定期的に食べることでエストロゲンを補うことができ、更年期障害の緩和や月経前症候群(PMS)の軽減、生理痛の軽減、不妊の改善などが期待できるといわれています。 クレオパトラも好んだ、不老不死の果実 いちじくは豊富な栄養素を含んでいることから、古代ローマでは「不老長寿の果物」と呼ばれていました。 また、いちじくはクレオパトラの好物だったともいわれ、古くから女性の美と健康を支えてきたアンチエイジング食材のひとつなのです。 いちじくの簡単な食べ方・レシピ|デザートやおつまみにもぴったり そのまま食べてもおいしいいちじくですが、ここではコンポートとサラダ、白和えの作り方を紹介します。デザートやおつまみにもよく合います! いちじくの蜂蜜コンポート いちじくと蜂蜜はどちらも身体を潤す食材です。作りたてはもちろん、半日ほど待って味がなじんだ頃に食べるのもおいしいです。 いちじくは傷みやすい果物なので、大量にあるときはまとめてコンポートを作っておくのがおすすめです。 いちじくを鍋に入れたら、白ワインと水を同量混ぜたものをひたひたになるように加えて、はちみつ適量とレモン汁少々を加えて、弱火で10分程度加熱します。 好みでシナモンスティックやクローブなどのスパイスを加えてもおいしいです。 いちじくとくるみのサラダ いちじくは、くるみなどのナッツ類やチーズ、香りのよいハーブ類などとよく合います。お好みで、ゆで卵や鶏肉などを組み合わせると、ボリューム感のある一品になります。 いちじくは皮をむいて串切り、レタスやベビーリーフ、くるみは一口サイズに切っておきます。皿に全ての材料を盛り付けて、お好みのドレッシングを添えればできあがり。 いちじくの白和え いちじくは、まったりとした白和えにもよく合います。味付け次第で、おつまみにもデザートにもなる一品です。 水切りをした豆腐に白ごま・白味噌・蜂蜜を加えてペースト状にした後、食べやすい大きさに切ったいちじくを加えてさっと和えます。 (※水気が出やすいので、食べる直前に作るのがポイントです) 薬膳食材・いちじくをおいしく食べて、身体を内側から潤そう 夏から秋に旬を迎えるいちじくは身体を潤す働きがあり、「不老不死の果物」とも呼ばれてきた薬膳食材です。生で食べるだけでなく、コンポートにしたり料理に使ったりして楽しんでみてはいかがでしょうか。 いちじくをおいしく食べて、身体の内側から健やかに過ごせますように。 ●薬膳とおばあちゃんの知恵をベースに「無料動画講座(特典付き)」と「養生ごはん便り(メルマガ)」を配信しています(画像をクリックすると登録フォームにつながります)。 養生ふうどでは、「養生ごはん教室(対面・オンライン)」や「我が家のごはん史づくり」、「取材・プロモーション支援」などの活動を行っています。

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