安心して頂ける材料と季節感を大切にしております、フランス菓子教室です。
美味しいお料理やお菓子を作るには、まずは素材選びから。
いつも使っている材料についてお話しします。
■バター
マドレーヌやフィナンシェのような焼き菓子にはよつ葉発酵バターを
ふだんはよつ葉無塩バターを使っています。
■お砂糖
基本はグラニュー糖を使っています。
作るお菓子によってはきび砂糖・三温糖などを使うこともあります。
微粒グラニュー糖を使うとすっと溶けて使いやすいですし、クセがなく
すっきりとした甘さなので、フランス菓子に向いていると思います。
※お砂糖はきちんと適量を使います。
なぜならお砂糖には甘みをつけるほかに、保湿性保水性や防腐防止、
焼き色をつける色付け効果などがあるからです。
それぞれのバランスが崩れない程度に少し減らすこともあるためか?
ご試食の際に「思ったより甘くない・・・」と皆さん揃っておっしゃいます。
それはたぶんバランスが取れているということ。なのだと思います。
■小麦粉
基本はバイオレットを使っています。
そのほかざっくり仕上げたい時にはフランス産小麦・エクリチュールを
ほろほろ食感に仕上げたい時には国産小麦・ドルチェなども使います。
強力粉はカメリア、もしくはリスドォル。
個人的にはリスドォルが好きなので、いつも常備しています。
■卵
以前使っていた卵がびっくりするほどお値段が上がってしまったので
替えました。広島県世羅郡世羅町にある楡の木ファームが扱う
純国産鶏「もみじ」が産んだ新鮮な卵を使っています。
■牛乳・生クリーム
牛乳は木次乳業・よつ葉乳業・タカナシ乳業とそれぞれ使い分けています。
生クリームはタカナシ乳業派。最近は42%がお気に入り。
いろんなご意見があるとは思いますが、
わたしの考えとしては(糖質・食事制限のある方、アレルギーの方を除いて)
しっかり選んだ材料で丁寧に作ったお菓子を
お茶の時間や食後にほんのすこし美味しくいただいて
ほっとしたり、おしゃべりを楽しむような
ちょっとした贅沢な時間を過ごしてもらいたい。
そう思って、お菓子作りやレッスンをしています。
わたしやあなたが作るお菓子が
そんな大切なひとときの一つになりますように。