最新のニーダーを使う私が、あえて「スイッチを切る」と決めた理由

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最終更新日:2026/5/19

パン教室Coupeクープ(長野県上田市)

ホームベーカリーからミキサーまで。道具を選ばない「一生モノのパン理論」をお伝えします

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中村まさよ|スイッチオフ製法考案

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最新のニーダーを使う私が、あえて「スイッチを切る」と決めた理由
2026/3/24 10:29 UP

はじめまして。
パン作りと向き合って30年になります。

これまでの私は、「プロの製法を家庭のキッチンで完璧に再現すること」を、ずっと追い続けてきました。
そのために製菓学校でプロの理論と技術を学び、それを生徒さんに伝えることが、教室として正解だと思っていました。

でもそこには、常に拭いきれない「ジレンマ」がありました。
生徒さん一人一人が持っている機材の違いです。

ニーダーの購入時期によって異なる機種の違い、メーカーによって異なるホームベーカリーの違い、餅つき機で工夫されている方も。
でも皆さん、「もっと納得のいくパンを焼きたい」と、口を揃えておっしゃるのです。
そんな生徒さんたちに、私は「お持ちの機材では、この味を再現するのは難しいかもしれません」と言わなければならないのか…。

最新のニーダー(KN-101SR)、さらにキッチンエイドミキサーを使うことで、その思いは決定的になりました。
これらの機材なら、今までのニーダーで難しかった国産小麦「春よ恋」も、繊細なコントロールで捏ねることが可能です。
でも、機材を買い替えることが、パン作りの楽しさの条件なんだろうか?
道具の差が、美味しさの差なんだろうか?

昨年、病気を経験したことは、「これからの私が作りたいパン」について考える、大きなきっかけになりました。
自分の中にあった本当の願いに気がついたのです。
「どんな機材を使っていても、もっと簡単に、確実に美味しいパンが焼ける方法を、私はずっと探していたんだ。」

たどり着いた答えは、驚くほどシンプルでした。
「機械のパワーを、熟成の時間に置き換える」
機械を8分でスイッチオフし、あとは生地が自ら育つの待つ。
これなら、機材の回転速度に左右されることなく、誰もが「プロの一次発酵状態」を再現できるのです。

これまで私が伝えてきた機械ごねでのパン作りや、私が感じた最新機材への感動も、どちらも否定したくありません。
もっと「今の時代、今の暮らし」に合った新しい選択肢を作りたい。

30年という月日をかけて、ようやく見つけた私の答え。
このnoteでは、そんな「スイッチオフ製法」の理論と、パンを待つ時間の豊かさについて、ゆっくりと綴って行こうと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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先生情報
中村 まさよ
中村 まさよ
パン教室主宰   富山県出身

パン作り経験30年。
自宅教室から生涯学習講座・親子講座・企業外部講座まで、延べ1500名以上の受講生へパン作りを指導。
幅広くパン作りの楽しさをお伝えしてきました。
初心者さんからプロを目指す方まで、独立開業した生徒さんも多数。
地元NHK放送局・地元ケーブルテレビへの出演実績

辻製菓専門学校製パン技術講座・製菓技術講座修了
JHBS認定教室
ナチュラルフードコーディネーター

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