アスペルジュ・ソバージュの調理法 〜フランスの初夏の香りを
野原正哉 先生のブログ 2024/5/9 17:19 UP-
フランスの初夏の味覚、アスペルジュ・ソバージュ。直訳すると「野生のアスパラガス」ですが、ヨーロッパに広く自生する山菜で、実はアスパラガスとは別の種族です。
エグ味はなくほんのり山菜らしいぬめりを感じますが、シャキシャキした食感と上品な甘みは格別です。
日本の山菜だと、アク抜きしたりといろいろ手間がかかりますが、こちらの調理は非常に簡単です。
基本は、2分間塩茹でするだけ(あるいは生のままバターやオイルでソテー)で召し上がれます。
ということで、塩茹でしたアスペルジュ・ソバージュをレストランっぽく盛り付けるレシピをご紹介します。
ちなみに、アスパラガスといえばレストランでは、オランデーズソースを添えるのが定番ですが、代わりにマヨネーズを使います。ただ、市販品は酸味が強いので、できれば自家製マヨネーズで。
*オランデーズソースは、暖かいバターで作るマヨネーズ的ソースです。腕に覚えのある方はどうぞ。
材料:皿盛りの前菜として1人前
アスペルジュ・ソバージュ 50g
塩 4g(小さじ1/2程度)
水 500ml
マヨネーズ 大さじ1杯
ポーチドエッグ 1個
パルミジアーノレッジャーノ 適宜
黒胡椒 適宜
*マヨネーズの作り方
『マヨネーズアップデート 〜「普通のマヨネーズ」からの』色々話題の鳥羽シェフ。「普通のマヨネーズ」にインスパイアされて、マヨネーズの研究につながりました。感謝です笑。 詳細は、こちらへhttps://ameblo.…ameblo.jp
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作り方:
①野生のモノを手で収穫しているので土が着いてます。まず、茎の先を切ってから洗います。
②鍋に水と塩を入れて沸騰したら①を加えます。タイマーを2分にセット。
③時間が来たら、ざるに取ります。冷水につけなくても大丈夫。余熱で綺麗な緑色になります。
④ペーパータオルで水気を取ってお皿に盛り付けます。
長さがまちまちなので、丸く盛り付けるのがおすすめ。
⑤円の真ん中にマヨネーズ、続いてポーチドエッグを載せます。
パルミジアーノレッジャーノのすりおろしと、黒胡椒を振ってボナペティ!
◾️このほか・・・
・お浸し、天ぷらに。天ぷらの場合は、5cmに切り揃えて下茹でなしで調理します。
・パスタもおすすめです。パスタを茹でている鍋に、パスタの茹で上がる2分前に投入し一緒に茹でるだけ。
あとは好みの仕立てで通常通り仕上げればOKです。シンプルなペペロンチーノやカルボナーラなどがお勧めです。
先生情報 |
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野原正哉
クスパアワード2020 新人賞
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フランス料理を独学で習得し1990年下北沢でビストロを開業。以後、渋谷、青山、神楽坂でフレンチとワインのマリアージュを提案するレストランを営業するも2016年8月閉店。一方2016年1月に、ワインショップ「クオリティワインブティック グルトンベール」を開業し、2017年2月より料理教室を開設、レッスンは300回以上開催、延べ2000人以上の参加者をお迎えてしている。 プロフィール詳細をみる |