４年前、当時長男が小学校６年生の４月だった時に、３年生の秋から通っていた中学受験の塾を退会し、受験自体からも手をひいた。
 
長男には中学受験が合わなくて、意欲がなくなっていく（もともとなかったのかも）
様子に限界を感じて、塾に「やめます」と伝えた。
実際に電話をしたのは夫で、私は気持ちの整理をつけるのにいっぱいいっぱいだった。
 

 
そういうわけなので、
ネット上で「中学受験をやめようか悩む」という保護者の声を目にするたびに、「気持ちわかりますよ」って背中をさすってあげたい気持ちでいっぱいになる。
 
 
私自身も夫も中学受験経験者だから、
お互いの両親も、孫たちは当然中学受験するのだろうと認識していたように思う。
 
そういうご家庭はきっと多くて、
自分の時の受験と比べて我が子が不甲斐ないと感じてはまた、そう感じてしまう自分に自己嫌悪するのでしょう。
 
 
私は実は中学受験だけでなく、
小学校、中学校、高校、大学
全てのタイミングで受験している変わった人生だったので、
「中学受験しかしていない」人に比べるとまだ視野は広かったのかもしれないな。
 
 
中学受験に固執する理由として、
 
「中学受験より高校受験が過酷」
「うちの子には高校受験は向いていない」
等、憶測で判断して腰がひけているのなら、もっとフラットに考えてみるべき。
 
「高校から受験できる学校が減っている」
と目にした耳にした、ということなら、
高校からしか受験できないたくさんの学校があることに目を向けてみてほしい。
 
 
いじめられているとか荒れているとか、環境を変えたいのなら、本人が一番わかっているのだから、手の届きそうなすてきな学校を検討したらいい。
偏差値50以下の学校でも、高校受験だとどのレベルになるのか調べてみたらいい。
 
 
中学受験を諦めてしまったら、子どもの人生が崩れてしまうように感じるんだよね。
 
わかる。
私もその後３年くらいその想いが消えなかった。
 
でもね、全然そんなことないから安心して。
 
 
つづく
『４年前中学受験をやめて本当によかったと思っている話２』前回の続き  中学受験をやめたので、私たち親子は急にひまになった。 「普通の小学生はこんなに時間があるのか！！！！」 ってびっくりするくらいひま。遊ぶ時間って…ameblo.jp  
 
４年前中学受験をやめて本当によかったと思っている話１
４年前中学受験をやめて本当によかったと思っている話２
４年前中学受験をやめて本当によかったと思っている話３
４年前中学受験をやめて本当によかったと思っている話４
４年前中学受験をやめて本当によかったと思っている話５
〈シリーズ番外編〉理系推しの学校の落とし穴とは  
 
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