一日一茶🍵今日の茶菓子は迎春菓子の【 椿餅 】椿餅は、日本最古の餅菓子といわれ平安時代に作れたお菓子紫式部「源氏物語」34帖 若菜上にも登場する古典銘菓です。「椿い餅、梨、柑子やうのものども、様々に筥の蓋どもにとりまぜつつあるを、若きひとびと、そぼれとり食ふ」若い人々が蹴鞠で遊んだあとはしゃぎながら椿餅を口にした…とありますが平安貴族の中でも限られた身分しか口にできない貴重なお菓子でした。それもそのはず当時はまだ砂糖が超貴重品その砂糖のかわりに何が使われていたのかというと…餅の粉を甘葛(あまずら・ブドウ科のツル性植物)でこねたと「河海抄」(1367)にあります。あんこ嫌いな私はもちろんおはぎは食べたことがなく椿の葉で包まれた椿餅も初めての味。平安時代にこんなにファッショナブルな和菓子があったなんて日本の美意識というのは素晴らしいですよね。イギリス人が日本の茶に憧れを抱いたのも納得です。Have a lovely tea time ! 📗新刊『英国流アフタヌーンティーバイブル』2024年5月28日 発売です河出書房新社 英国流アフタヌーンティー・バイブル: 歴史から教養、マナーまで。これ1冊でわかるAmazon(アマゾン)2,090〜3,370円記念すべき10冊目となる著書📖20代の時に一大決心をして行ったイギリス紅茶留学。そして25年に渡るサロンでのアフタヌーンティーレッスンの集大成となる一冊です。ぜひ、みなさまにもご愛読いただけますように…どうか、あたたかな応援よろしくお願いいたします🙇♀続きをみる 『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』