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最終更新日:2015/5/12

こどもカフェ(大阪府堺市西区)

~2歳から6歳までのこどもが自分で作って自分で食べるカフェ~

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2才からの子ども料理教室・小学生オンライン料理教室

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人と言葉と出逢い
2020/10/22 22:21 UP

ママのイライラが笑顔にかわる
2才からのこども料理教室
「こどもカフェ」の
みほりん@村上三保子です

月一のお楽しみ・・
参加しているオンラインサロン
「ふみサロ」で
文章の書き方を学んでいます。

主催の城村さんは
今回の私の出版でも
本当にお世話になりました。

泣き言いっぱい聞いてもらった・・


今月のテーマは
バンクシー。

全く知らなかった。
世界的に有名らしくて
17時以降の安いチケットを
ネットで買って出かけると・・

すごい行列。
当日券は売り切れ。

係の人は、
「密になっています~~!!
 立ち止まらないでください~~!!」
と声をはりあげていた。。。

バンクシーを見て
何を思い、何を感じるのか?

アートに疎い私なりに
宿題をしあげた。

そして
その哀しみを
優しく包んでくれる言葉に出合った。

人との出会いは、人を癒してくれる。
そんな夜でした。

10月のリブリオエッセイ
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「感情の上書き」

 人が表現者になるとき。そこには必ず感情が伴う。嬉しさ、怒り、哀しみ、それらの言葉では表現しきれないものが、一枚の絵を通して表現されているとしたら……。それは、誰に向けてのメッセージなのか。表現者として形に残すことにこだわらないのか。

 バンクシーの壁画からは、無常さが感じられる。どんなに激しい感情を表現していても、それらは、壁画である限り簡単に上書きされてしまうのだ。人の世は変わりやすく、命ははかない。今、抱いている感情も、時が経てば薄れていく。壁をキャンバスに見立てているところが人々へのメッセージというよりも、自分の感情から逃れるために描いているように感じる。

 私は、約15年前。娘を天国へ見送った。元気に生まれてきたのに、生後19日目。それは突然の別れだった。私の感情は焦げ付いてしまって、何も感じることができなかった。今でも、お通夜から四十九日までの期間は、切り取られたフレームのような光景になっている。
三周忌と納骨をすませた頃から、感情はもどりはじめ日常は哀しみに明け暮れた。翌年、次男が産まれ、私の感情がどんどんと強制的に上書きされていった。

 感情の上書きというのは、自分のチカラでコントロールするのはとても難しい。感じるところが深ければ深いほど、強制的な再インストールが必要なのかもしれない。

 バンクシーは、シルクスクリーンなどで作品を形にして残してもいる。その作品については、バンクシー自身が自分の感情の着地点をみつけたものかもしれないと思う。そして、壁画は誰かの手で上書きされることを心のどこかで求めているのか……

 私は、自分の感情の着地点をずっと探し続けてきた。そして、今年の1月10日。はじめて娘の誕生日を忘れてしまった。そろそろ、着地点が見つかりはじめたのかもしれない。
どんなに深い傷も、乱れた感情も、共存するからこそ自分の一部になり享受できる日がくる。娘は紛れもなく私の一部なのだ。

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最後までお読みいただき
ありがとうございました♥


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先生情報
村上 三保子
こどもと楽しむ料理専門家   

「上手」に作るより「楽しく」作るをコンセプトに、料理をとおして子育てが楽しくなるエッセンスをお伝えしています。レッスンは自宅他、親子カフェ、ようちえん、出張によるお客様宅レッスンなど、関西一円に展開中。生徒数は年間1000組以上。



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