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実家の家じまい 心の整理をどうするか
戸根 みちこ 先生のブログ 2025/1/8 23:13 UP-
こんにちは。
クッキングコミュニケーターの
戸根みちこです。
現在実家の家じまいに向けて
動いているのですが、
どなたかの参考になるかと思い
記録に残すことにしました。
特に真面目気質な方、
親を裏切ることができないような方は
共感していただける点があるかもしれません。
私の母は6年前、
父は2年前に他界しました。
残された実家。
何度も通って整理して。
たくさん物を捨てたけど、それでもまだまだ普通に生活できるだけのものがある。
庭がそこそこの広さなので、定期的に通って草むしりをしなくてはいけないし、
家の空気の入れ替えもしなくてはいけない。
正直、負担です。
とはいえ、思い出の詰まった実家。
業者に来てもらって
中身を空っぽにしてしまえば
時間をかけずに、手離すことができるでしょう。
でも、思い出すのは
認知症になって、色々とわからなくなっている中でも
「家が1番に決まっている」
と、目に涙を浮かべながら話していた。父の顔。
家族のために長年働いて
40代に建てた自分の城。
そんな思いを知っているからこそ、
親のものを業者に任せて
あっという間に手放すと言う事が
どうしてもできない。
それをやってしまうと、
後々、自分が後悔することが
容易に想像がつく。
そんな気真面目な私の性格上、
実家じまいのためには
まずは、心の整理をするのが最優先だと気づきました。
何度も通って思い出と向き合う
でもいいのですが、
何か違う。
私の母は、人を招くのが好きな人でした。
特に親族のことは大切にしていて、
事あるごとに集合していた。
母が他界してから
実家が賑わうことは
ほぼなかったので、
再び実家に親族を呼んで賑やかな会をしよう!
そんなことを思いついたのが昨年12月入った頃。
父方と母方のおじに声をかけたところ、
両家一緒の会で構わないとのことだったので、
父方のいとこ、
母方のいとこも含めて
総勢15名集合の会を開くことを決めました。
父方といとこと母方のいとこが
一緒になるなんて、
法事でしかあり得ない。
いわゆる「遠い親戚」ってやつです。
それでも快く集まってくれた皆様。
実家で料理ができるほどの調味料もないので、
コストコでお惣菜を買ってきて
あとは皆様に持ち寄っていただいて。
飲み物はカクヤスにお願いしよう、と
気楽に構えていたのですが、
実家のエリアはカクヤスの配送が
宅急便扱いになってしまい、
ビール1本から、といった柔軟なオーダーができない!
東京の便利さに慣れきっている自分を呪いました。
なんやかや準備にバタつきましたが、
無事に準備ができ、
親族15名で楽しく集まることがでしました。
集合写真をレゴ調に変換したらこうなりました😆
我が家の子どもたちはいとこがいないので、
こうした親族の集まりは貴重。
最初はぎこちなかった子どもたちも
家の探検をしたり
かくれんぼうをしたりと
一緒に遊んでいるうちにすっかり仲良く。
きっと父も母も、
この集まりをそばで見て
喜んでいたことでしょう。
空き家で寂しくなっていた実家に
たくさんの人たちの楽しい声が溢れたこと。
最後にこの家での楽しい思い出を作れたこと。
この家を手放しても、
この思い出があれば
後悔はしない気がします。
こんな会、開催できるかしら?
忙しい皆様集めてご迷惑じゃないかしら??
色々悩みましたが、開催してよかった。
家じまいに際して
心のブロックに悩まれている方
こんなやり方も一案です。
先生情報 |
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戸根 みちこ |
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料理家・圧力鍋料理研究家 大田区久が原の家庭料理教室、MICHIKO's Cooking主宰。 どんなに忙しくてもおいしい料理があれば家族が笑顔で元気になることに喜びを覚え、料理の道に進む。 普段使いの材料で気負わず作れて、おいしく美しく、体にいい料理を提案。 主婦目線で作りやすい料理が好評で、企業・雑誌向けのレシピ開発やワークショップ講師、コラム執筆、テレビ出演など幅広く活躍している。 プロフィール詳細をみる |