発酵教室&麹士資格取得講座

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(福岡県福岡市中央区)

夏野菜の漬物(瓜の奈良漬)作り

川合 智子 先生のブログ 2016/7/5 14:02 UP

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昨日7月4日の福岡市の気温は34℃以上になりました。この青空と積乱雲は梅雨明けを予見させるものではありませんか。もうセミも鳴きはじめました。(福岡市内から見た入道雲)室温が28℃を超えると熱中症対策に赤信号が点滅するといわれていますが、水分を摂るだけではなくて、エアコンを利用して室温と湿度をさげて大事にならぬ様にしたいものですね。減塩もこの時期はミネラル不足になりますので、普段の食生活の見直しが必要かと思います。やっぱり必要な体力と質の良い体質は長年積み重ねていくもの。季節感のある身近な食べ物で身体づくりをすることは大切です。そんな中で夏野菜の日常食のご紹介。今郊外の産直場に行くと青々とした瓜(ウリ)がたくさん出回っています。お値段もお安い。皆さんのご自慢のぬか床に漬けても美味しくいただけますが、タイミングを逸してしまうと美味しくありません。そこで奈良漬を漬けましょう。早い物で3ヶ月ぐらいで食べれますし、1年も置けば上等の奈良漬になります。通常奈良漬は、酒粕にザラメと塩で漬け込みますが やっぱり最低でも3ヶ月と時間が掛かりますし、最近の酒粕は昔に比べると勢いが足りませんね。そこで今回は麹屋おすすめ新鮮な瓜に塩麹を揉み込んで1日荒漬けをします。さっと洗い流して水気をふき取り本漬けです。酒粕ではなく味醂の搾りかす(こぼれ梅)を使用。そして自家製の薬膳味噌(玄米麹・大麦麹・ハトムギ麹)と てん菜糖、鷹の爪少々加えてお好みの味付けをしたものを瓜にたっぷり付け軽い重石を載せれば仕込完了。(今が旬の瓜を塩麹で荒漬け)(自家製の味醂粕と薬膳味噌を合せて)(美味しい瓜と生姜の奈良漬が漬け上がりました)自家製の薬膳味噌の酵素と酵母と乳酸菌の働きで20日もすればもう食べれます。若いうちはシャキシャキとした水みずしい歯ごたえと食感がありもちろん1年も置けばもう上等の奈良漬になります。味醂も自家製ですので瓜の季節がくるとこの時期に味醂を絞り(こぼれ梅)を活用します。高級品の奈良漬は100g-1000円(3年物)上等の肉並ですね。私の口癖『自家製が良いですよね』おそらく1/10の価格で作れるかな!手間ひまかかりますが季節感のある安価な食材を使って必要な体力、質の良い体質を作って行きたいものです。

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