【洋服について:リネンからシルクへ】

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最終更新日:2022/1/29

Table de N(東京都文京区)

東京都文京区のフランス家庭料理とテーブルコーディネートサロン

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Plaisir de Recevoir フランス流 シンプルで心地よい暮らし

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【洋服について:リネンからシルクへ】
2021/8/19 14:27 UP

テーブルクロスで一番格が高いものといえば、麻のもの。それもラミー(苧麻)ではなくてリネン(亜麻)です。アンティークのヨーロッパリネンのしっとりした感触と、その丈夫さにはいつも感動し、大切に箪笥にしまっています。
そんなわけで、布といば「リネン」が大好きでした。洋服に関しても夏は絶対リネン、と決めていました。服を買うときの大切な基準の一つがリネンかどうか、というくらい。
この春、疲れていたこともあるのでしょうか、ある日、大丈夫だと思っていた化粧品にかぶれました。最初は「蚊に刺されたのかな?」くらいに思っていたのが、みるみる赤く大きく膨れて耐えがたいかゆみに変わりました。皮膚科にかかると、その化粧品にかぶれたとしか考えられないとのことでした。治るのに1週間以上かかりました。
そしてやっと治ったと思った途端、再び手や足に赤い発疹が広がりました。こちらはある植物に反応していたようでした。化粧品の時から、体が強い防御反応に出ていたようで、少しでも刺激のあるものは拒否しているようでした。
何かに肌が触れると、痒く感じる。そんな夏のスタートでした。
夏になると着るのが楽しみだったリネンのワンピースやスカートが全く着れなくなりました。以前はなんでもなかったのに、今の私にはリネンの少しゴワっとした感じが痒く感じてしまいます。これも、あれも着れない。と思った時にとても悲しくなりました。

何か、安心して着られるものはないか。
しばらく前におしゃれ着にと思って買っておいたシルクのTシャツに手を通してみました。すると、肌がシルクに触れていることさえ忘れるくらいすんなりと馴染みました。肌に軽く、優しく、やっと痒くなることを気にせずに過ごすことができました。
シルクのTシャツは夫にもとても似合うと言ってもらえて、着心地も良い。私はすっかりシルクが好きになりました。昔はシルクと言えば、一張羅のスカーフ、という感じでしたが、そろそろ日常的にシルクに頼る時期が来たのかもしれません。
でもリネンをあきらめたわけではありません。いつかまた、リネンと仲直りして、お気に入りのワンピースが着れるようになるといいなあ。





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先生情報
ペレ信子
ペレ信子
食空間コーディネーター、フランス語翻訳者   東京都出身

フランス企業勤務、フランス語翻訳者を経て、フランス料理とテーブルコーディネートを学ぶ。
自宅教室の他、テーブルコーディネートスクール講師、店舗ディスプレイ、レシピ提供などする傍ら、フランス語翻訳も。
著書「フランス流しまつで温かい暮らし」(講談社)2016年9月出版


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