他の教室にはない5回という短期間でパン作りの基礎を習得することができるレッスン内容です。
パンを作るとき、レシピ通りに作っていてもうまくできないことがあると思いますが、その原因の一つに材料の選択の仕方があります。例えば小麦粉。パン作りに使われる小麦粉には、強力粉、中力粉、薄力粉挽き方によって、全粒粉、グラハム粉などがあり、また、その強力粉の中にもいろいろな種類があります。パンのレシピ本に強力粉とだけ書いてある場合、どの小麦粉を選んだらよいか迷いますが、今回は、小麦粉の選び方と買い方について考えてみたいと思います。はじめにパン教室に通っている方でしたら、材料について先生に相談してみるのが一番良いのですが、パン教室に通ってない方は、お近くにパン材料の専門店があるのであればまずそちらに行ってみるのがお勧めです。専門店では、さまざまな種類の強力粉が並べられており、小麦粉の説明のところに使いやすさのランクが記入してあることもあります。また、専門の知識を持った店員さんも常駐していて、レシピ本を持って相談しにいったらそのレシピに合った小麦粉を選択してくださることと思います。レシピにあった小麦粉を使う方法パン用小麦粉には、食パン用粉、菓子パン用粉、フランスパン用粉、薄力粉などたんぱく質の量によって適した用途別に分かれています。パンを作る場合には、この中の一種類だけ使うのではなく混ぜて使うこともありますし、同じパンでも菓子パン用粉で作るレシピとフランスパン用粉で作るレシピがあったりと用途別には分かれていますが、使い方は様々です。また、一般的にパン用強力粉として販売されているものは外国産小麦です。一方、最近では、パン作り用の国産小麦が多く市場に出回っています。国産小麦は外国産小麦に比べてグルテンが少なく、吸水率が低いため、同じ水分量で作るとべたべたした感じでふっくら膨らまず、扱いが難しいと感じる方が多いようです。そのため、最初から、国産小麦だけを使ってパンを作るより、慣れている小麦粉に少しずつ国産小麦を加えて調整する方法を使うと、国産小麦の良さも加味したパン作りができます。例えば、強力粉200gでパンを作る場合慣れている小麦粉150g、国産小麦50gで作り、少し水を少なめにして捏ねます。そのように少しずつ国産小麦の量を増やしていき、自分好みの風味のパンを作っていくのもパン作りの面白みであり、苦手意識を持たずに新しいものをうまく取り入れていく一つの方法ではないかと思います。身近に手に入る材料でのパン作りこのように、ある程度知識を身に付けたら、今度は、近くのスーパーで、パンに使える小麦粉をチェックし、実際に使ってみると今まで使っていたものとの違いや共通点がわかり、身近な材料でパン作りができるようになります。最近ではスーパーにも小麦粉売場以外にパン材料のコーナーが設置されているところも多く、専門的な小麦粉だけでなく、フィリングや副資材も手に入り、パン作りがより身近になりつつあります。また、近くのスーパーで取り扱っていない商品を購入する場合、パン材料専門店が運営しているインターネット通販を利用するのも一つの方法です。まとめ美味しいパンを作るには、技術も必要ですが、適切な材料選びが大切なポイントとなってきます。適切な材料を使いながら、時には少し冒険しながら是非ご自身のパン作りを楽しんでいただきたいと思います。参考にしてみて下さい。
2014年大手パン教室にて、講師資格を取得。
2014年秋より自宅にてパン教室を開講。