中国茶の魅力を楽しむサロン サロン ド シャンティ …

中国茶の魅力を楽しむサロン サロン ド シャンティ 香茶苑

(東京都世田谷区)

ひとつひとつ岩茶の滋味

磯部優子 先生のブログ 2020/1/22 23:04 UP

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東京に初雪が降りましたとても寒い日、
プライベートレッスンの生徒様がお越しくださいました。


今年の無病息災を願う六瓢の茶杯で…


この日のお茶は、岩茶を4種。
福建省武夷山の岩上研究所 武夷岩茶制作技藝伝承人でいらっしゃる劉國英先生監修の岩茶
「水金亀」「白鶏冠」「大紅袍」。
そして、G20で選ばれた呉氏の「肉桂」。

岩茶の中でも軽やかで華やかな印象の「水金亀」。
おめでたい名前からお正月に召し上がっていただくのにも良いですね。とお話いただき
仰る通りと思いました。
言葉の持つ背景や成り立ちに精通していらっしゃる生徒様から学ばせていただくことが多くあります。

透明感のあるこちらのお茶は、「白鶏冠」。
淹れる前の葉の様子も色は薄めです。
葉の縁の色の白鶏冠を思わせる部分が、全体の色にも影響しています。
お茶の色は淡く、ちょうど茶杯の中に書かれた文字が透けて見えます。
茶の色の淡さに反してしっかりとしたキリリと角のあるお味が白鶏冠の存在感を醸し出しています。

福建省に参りました時にこれだけは是非購入したいと考えていた「白鶏冠」。
他では本当に見つけることが出来ないくらい希少となっています。
こちらの研究所のお茶がいただけて本当に良かったです。


そして、研究所が作る「大紅袍」の素晴らしい中庸の美が表現されたお味を堪能しました。

「大紅袍」の伝説がある場所に生える品種と
「大紅袍」の概念についてお話をさせていただきました。
最後は、呉氏が作る力強い「肉桂」を。
香りは肉桂に勝るものなしといわれています。
品のよいお味と葉の内に蓄えられた旨みや滑らかさがなんとも言えません。


ご一緒にひとつひとつ岩茶の滋味の余韻に浸る午後となりました。
北宋、南宋、元代のお話と共に味わいました。


お越しいただきましてありがとうございました。

金戔銀台。
水仙をひともと生けました。
一年の門出を祝う舟の花器です。
こちらは頂戴しました台湾のコーヒーです。
森高砂精品台湾珈琲の台東縣巴嶺珈琲荘園林昇龍のもの。





岩茶もひとつひとつ香りや味わいが違いますが、
珈琲も。
台湾のこれほどたくさんの場所で珈琲が作られているのを知りませんでした。
丁寧な仕事がうかがえます。





ありがとうございました。








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