丑の干支羽子板

毎年、ちりめん遊びうさぎさんにお願いしている干支の羽子板が完成しました。
来年の干支は　丑。

まず下地の布から決定
何種類か候補を挙げたいただいた中から、うさぎさんもお勧めの山桜と小鳥の柄に決めました。
丑は去年同級生と訪れた長野善光寺の「撫で牛」を思い描いていたところ、うさぎさんも同じような牛の姿をイメージしていてくださっていました。何だか以心伝心　嬉しくなります。




小鳥を見上げる牛の優しいまなざしがとても気に入りました。



そこでもう一つうさぎさんにご無理を言って、青い鳥にしていただきました。
それは先日のブログでも書いたように、私の中に母が差した刺繍の色紙のイメージがあったからだと思います。


うさぎさんお得意の押し絵で、羽にもほんのりぼかしの入った布を使っていただきうまく青い鳥になりました。
また、牛のしっぽの先にも白い布のぼかしを入れてくださり本当の牛のしっぽを思わせる心憎いご配慮です。
貴重な江戸ちりめんの地の模様を生かしながら、桜の花も立体的に押し絵に仕立て　さらに花びらを散らして初春らしい穏やかな風景を作り出してくださいました。



さらにもう一つ、うさぎさんが素敵な物を作ってくださいました。
それは、紅葉の匂い袋。



金襴の紅葉の柄の布で作られた匂い袋の中には、
あらまあ！　楓と銀杏の葉が・・・・

本当にいつもいつも美しい作品をありがとうございます。
今年は母の逝去やコロナで重苦しい気持ちになりがちな１年でしたが、くる年はきっと青い鳥が良いことをたくさん運んでくれそうな気がします。

うさぎさん、本当にありがとうございました。