違いがわかる人になる 日本にいながらにして上質な中国茶文化がわかるサロン
昨年納涼茶会に伺わせていただきました水光庵の新春を寿ぐ料理茶会へご一緒させていただきました。
待合へはいると鮮やかな初日の出が目に飛び込んできました。
旭日波頭のお軸がかけられていました。
今年の主役のねずみさん。
即中斎宗匠の鶯のお文字が印象に残る掛け物。
結び柳に千両。
宋代青花の香炉を思わせる三足の水差し。
富士山が描かれた風炉先。
ひとつひとつ大変見事な風情のお品ばかりです。
結び柳の先には、打ち出の小槌。
ねずみさんが大黒天の使いだからでしょうか…
格調高い菊と桐の炉縁とお棗。
御釜には梅の景色が見られ、お軸の鶯に繋がる意匠。
茶入、お仕覆も素晴らしいお品。
茶杓は而妙斎宗匠の
「一二不二 第二ハ梅の初便り」。
ひとつひとつ大将が心をこめて選ばれた立派なお品と
それを作られた方への敬意で胸がいっぱいになりました。
不勉強なため申し訳ないばかりでしたが、
おめでたいお席にご一緒させていただき幸せに思いました。
みんな笑顔いっぱいの年になりますように。
お婆様が刺繍された帯を締めてこられて
感動の美しさでした。
心尽くしのお料理を楽しくいただきました。
ありがとうございました。