自信を持てるようになるために―療法としての料理の可能性

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最終更新日:2017/12/1

セルフケアキッチンQooki(東京都渋谷区)

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自信を持てるようになるために―療法としての料理の可能性
2020/8/26 15:38 UP

カウンセリングと料理療法で愛せる自分を作る 木村綾子です。


精神科、心療内科などに行って失望する人の声をよく聞きます。

私がよく耳にするのは「長い間薬を飲んでいるけど、ちっとも治らない」ということです。

気分が落ち込むなら抗うつ剤、眠れないなら睡眠導入剤、など、症状に合わせて薬が処方されているはずです。



でもつまりそれは薬の力を使って症状を一時的に回復させるだけのこと。

眠れない時に医療の力を借りて眠ることは健康の上で必要な場合もありますが、睡眠導入剤を飲み続けていればいつか飲まなくても眠れるようになる・・・わけではないのです。


私がメンタル改善のために勧めているのは料理です。



脳を活性化するには五感を刺激することが有効です。

材料を見て、触れ、調理の中でにおいを嗅ぎ音を聞く。

そしてできた料理を味わう。

料理は五感すべてを使う稀有な作業なのです。

続けていれば脳の健康度が上がっていくと思いませんか?

そして料理は人を労わり、愛を伝える作業でもある。

誰かから料理をもらうとして、お惣菜と手作り、どっちがうれしいですか?

私は圧倒的に手作りの方に労わりの気持ちを感じます。

自分に料理を作ることは、自分を労わり大事にすることになるのです。

それと達成感!おいしい料理が作れた時のうれしい気持ち。

多少失敗していても自分で食べるなら問題ない・・・まあ、少しはへこみますけど。

ただ料理はすればするほど必ず上達するもの。

こういうことも薬物療法ではありえません。

また料理はセルフケアと言う点も大きいと思います。

自分で自分をよくするケア。他者依存ではない。病気は医者に治してもらう、と思っている人とは病気に対する心構えが違う。

結果が変わってくるのも当然かと感じます。


私が過去習っていて今教えているのは玄米菜食を中心とした料理です。

習い始めて食事の内容を少しずつ変えていくと、半年で体重1割落ちました。

20代後半から「あと3キロ落としたい」とずっと思っていましたが、それがすんなり達成されさらに2キロマイナスし、高校時代の体重に戻りました。

それと肌の調子もよくなったので、まず外見に以前より自信もてるようになりました。

体力もついて、高校時代まで大嫌いだったマラソンが趣味になり、50代になってからフルマラソンにも2回出場しています。


料理を作って食べるという行為は、物理的にも精神的にも自分を労わり、整える作業だとわかっていただけたでしょうか。

体も健康になり(玄米菜食の食事でなくても、外食や中食で摂取してしまう食品添加物など有害なものをとらずに済みますから)外見も変わっていくので、その点でも満足感が得られます。

薬物療法で健康になったり体力がついたり、若返ったりするでしょうか?

食事による体質(心の体質も含めて)改善には即効性はありません。

今食べて即鬱の気分が晴れるとか、眠れるようになるわけではありません。

しかし少し長期的に見れば、対症療法でしかない薬物療法より優れた点がたくさんあります。

まずはご飯を炊飯器で炊くだけでもいい。

自分のために食事を用意してみてほしい。そしてどんなことを感じたか、よかったら教えてください。

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先生情報
木村 綾子
木村 綾子
発酵ファシリテーター、お食事カウンセラー   

2007年からマクロビオティックを学び始め、2009年から自宅にてレッスン開始しました。体の健康はもちろんですが、「心が元気になる」お料理の研究をしています。2011年からは「腸から心を元気にする」手段として発酵食品に注目、発酵食品作りのWSに多数参加、主宰しつつ研究会にも所属していますカウンセラーやアロマテラピーアドバイザーの資格も取得、いろいろな手段で心の健康をサポートしています。



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