タルティーヌやパンに合うお料理をメインにした小さな教室です。
車で30分の実家に泊まるのは年末年始くらいだけど。
まだ寒暖差の激しい4月の週末、
悩みの頭痛が中々治まらず、お言葉に甘えて実家でのんびり過ごすことにした。
オットと義兄は仲良く海釣りに出掛け、
姉親子も泊まり来る。
息子は大好きな姪っ子と遊べるとあって、
思いがけず、みんなが楽しみな日となった。
朝5時半。隣の布団に息子の姿が無く、
早起きだなぁ~なんて一階に降りる。
漫画みたいに口の周りに白い粉を付けた息子が、
「おはよう!いちご大福食べる?」と聞いてくる。
キッチンを覗くと、母が粉をまき散らしながら、
にこにこと求肥作り中。
息子はせっせとあんこ玉を丸めている。
おばあちゃんと孫。
いちご大福を作る姿がなんとも楽しそうで、
急いでカメラを取りに行く。
「包むのはさ、おばあちゃんが上手なんだよね。」
息子はキラキラ目を輝かせながら、その様を興味深く見ている。
「僕はさ、切るのが上手いから!いい?切るよ!」
張り切ってシャッターチャンスを待っている。
笑顔を作っているが、顔は撮っていないよ・・・。笑
スパっと思い切りよく切り込みを入れるのが、
いちごを上手に入れられるポイントらしい。
程よい粒のいちごを乗せたら出来上がり。
聞けば息子は、もう三つも食べたそうだ。
昔から母は、朝から食べたいものを作る人だ。
ルーティーンなんてゼロの人で、朝から決まりごとがない。
「毎日決まったことをしてからだと、やりたいことをやる時に疲れちゃうでしょ」と言う。
大人になった今聞くと、なかなか深みがある。
やりたいことは、パワーがあるうちにやった方がいいのだ。
私も朝から2個のいちご大福を堪能した。
濃い緑茶が五臓六腑に染み渡る。
確かに母の言う通り。
朝ご飯を食べてからでは、この美味しさは愉しめない。
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和食懐石料理教室「手まり」アシスタントを担当する傍ら、
2008.3月さいたま市の自宅キッチンにてcucin amicaタルティーヌ教室をオープンする。
2013.5月自宅近くの小さなアパートメントにて料理教室専用スペース「cucin amica302」をオープン。