【シュトーレン焼き始めました】

シュトーレン作りは、大きな失敗はないと思うですが、材料・工程ともにとても多く、

なかなか完成まで辿り着けないです

その手間暇が『年末が近づいてきたな』っていう感じ・・・かな

おせち作りにちょっと似ているかも


シュトーレンは焼いてすぐより日にちが経っていくにしたがって美味しさが増していきます

ドライフルーツやスパイスの香りが生地にしっかり馴染んで一体感を増していくんです

寝かせることで全体にまとまりのある美味しい味になっていくなんて素敵ですね

寝かせたりして保存は大丈夫なのかと心配になるかもしれませんが

シュトーレンを作る時のドライフルーツはラム酒などの洋酒に付け込みます

お酒に漬け込むことで殺菌効果、

そして焼き上げた後には表面にたっぷりのバターを塗っていきますが、

このことで空気に直接ふれさせない、そしてたっぷりのお砂糖を表面に付けることで

糖蔵といわれるような保存方法に近い役割で、シュトーレンの保存を長く保ってくれています


シュトーレンの本場ドイツでは、11月に入ったらシュトーレンを作り、12月に入ったら4週間かけて

ゆっくり食べていくという伝統があります

ですから私が今焼いているシュトーレンは11月末ぐらいから

美味しくなるんじゃないかなって思っています


いつもレッスンでは『最低でも１週間はおいてから食べてね』

って言っているのに、数日後

『シュトーレン我慢できずに食べちゃいました～』ってご連絡いただくことが多いです

毎年ほとんどの方がすぐに召し上がってしまっています


レッスンにいらして下さる皆様～

レッスンはもう少し先になりますが、シュトーレンを焼きましたら、

美味しくなるのを待ってから薄ーくスライスして召し上がってくださいね