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最終更新日:2022/3/1

リトルシェフクッキング(東京都世田谷区)

2歳から始められるお子様向けお料理教室です。

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食育専門家が伝える!料理で学ぶ「リトルシェフクッキング」

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試行錯誤力について
2020/10/11 6:41 UP

おはようございます。昨日も大雨の中走りましたいつものように、雨用のビニール袋みたいなのを頭からかぶって訳8キロ。

緊急事態宣言の日から走り始めて、月間200㎞を目標に、昨日で1245.22㎞。
半年以上続いていることに驚いています。

さて、私は仕事をしながら育児もする所謂ワーキングマザーです。仕事といっても、基本的に自分で軸を決めているので拘束時間はあまりありませんが、それでも締め切り前は鬼の形相の忙しさです。
2人の子どもの忘れ物チェックや宿題確認は基本しません。家で宿題の間違えを私がチェックして、学校に満点のものをだすことは、子どもの成長を阻んでいると考えるからです。
というか、、、そこまで私のキャパが無くてできないんです
なので、忘れ物をしても自己責任として子ども達各々動いています。
宿題の間違えだって、母に指摘されてちゃちゃっと直すよりも、学校でバツをつけてもらったほうが遥かに覚えると思う。



先日、桃が音読の宿題の教科書を学校に忘れてきました。「ママ、教科書忘れちゃって音読できなーい」
「そっかー残念だね」
と、そこまで気にしていなかったのですが、
(というのも、宿題を忘れて学校で「忘れました」と先生に自ら申告すること自体、ものすごく大切な社会勉強だと思っています。)
桃が思いついたように、
「あっ教科書読めないから、好きな本の好きなページ読んでそれを宿題にしようっ」
と言いました。

私はこれがすごく嬉しかったです。

今回の宿題のゴールは、「音読」をすること。もちろん、前提条件として、与えられた教科書をやるべきですが、今はどうやったって手に入らない。
教科書を忘れたら、音読ができなくなる、のではなく、代替案を自分で考え、実行に移せた。
この試行錯誤を経て解決策を導いたことに、ものすごく嬉しい気持ちになりました。
好きな本を嬉しそうに音読し、無事に音読の宿題としました。
翌日、学校の先生はしっかり「よくできました」と判子をくださり、そんな学校にはただただ感謝です。

リトルシェフクッキングでは、親が子どもの料理に手や口を出さないことがルールとなっています。なぜなら、親が正解を出さないことで、子どもは自ら考え始め試行錯誤をするからです。

始めから答えを与えない。
敢えて遠回しさせてでも自ら導く力をつける。
これこそ親の忍耐であると思っています。

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先生情報
武田 昌美
武田 昌美
子ども料理会社経営、子ども料理研究家   東京都出身

父の影響を受け、幼少期より料理に興味を持つ。元日系航空会社のCA。
2人の子供の親となり、多くの子供たちに料理の楽しさ、食の大切さを伝えるため、2歳児から参加できる料理教室を主催。

<著書>
失敗したって大丈夫!と言える子になる「子ども料理」のススメ(クックパッド)
賢い子は料理で育つ (春陽堂書店)
リトルシェフクッキング まほうのレシピ お菓子編 (春陽堂書店)



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