コロナウィルスに負けない免疫力とは?ホリスティック栄養学に基づいた食2

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最終更新日:2022/7/14

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コロナウィルスに負けない免疫力とは?ホリスティック栄養学に基づいた食2
2020/5/11 15:20 UP

5月のゴールデンウィーク(ステイホームウィーク?)も終わり、本来であれば、気持ちが良く伸び伸びとした気分になれるのですが、全く気分は晴れません。早く新型コロナウィルスが収束し、多くの方が本来の生活を取り戻せるように願うばかりです。さて、前回のブログにアップしました。「免疫力アップのポイント」食の専門家として、ホリスティック栄養学、酵素栄養学を軸に、今回もご案内します。免疫力アップのポイントのポイント:腸内環境を整える(続編)「腸には免疫細胞の7割が集中しています。」なんてお話をしました。食物繊維と発酵食品、オメガ3の油をとりましょう。なぜそれが必要なのか?を説明しました。今日は「タンパク質」に焦点をあてます。タンパク質の種類は大きく分けて2つ「植物性タンパク質」…豆や大豆から作られる豆腐などの大豆製品「動物性タンパク質」…肉や魚や卵、牛乳など例えば、動物性のタンパク質の1つ「肉」ホリスティック栄養学的には、魚と豆、大豆製品を推奨しており、タンパク質を多く摂ることはお勧めしていません。特に肉に関しては、家畜が食べている餌(えさ)の問題。牛や豚の脂が血管に及ぼす影響などの点から、肉はあまり良しとしていません。そのほかにも理由はありますが、あまり一般的ではないので、今回はそれについては詳しく触れずに、ホリスティックに(全体的に)様々なことを加味し、柔軟にお伝えしていきたいと思います。ここ最近、特に肉を好んで食べる風潮があると思います。どうしてでしょうか?食べると満足感がある。元気が出た気がする。美味しく感じる。魚より値段的にも購入しやすい。魚より保存しやすい。調理がしやすい。糖質制限しているから。食べたいから。食べ過ぎていませんか?(笑)もちろん「肉」は体に良い効能もあります!私も「肉」は好きです!新型コロナウィルス感染拡大 ⇒ 自粛要請の中「頑張っている飲食店、生産者さんを応援したい!」という気持ちがいつもあります。食べる際に、念頭において頂きたいのは、「動物性タンパク質は消化に負担がかかる。」消化に負担がかかる。=消化酵素を多く使う。=使える代謝酵素が減る。前回も少し「酵素」には触れました。酵素とは?体内で作られる酵素(体内酵素)は2つ。生き物はこれがないと生きていられません。消化酵素代謝酵素消化酵素・・・食べたものを消化してくれる酵素。代謝酵素・・・生体学的なお話になります。代謝とは、体の中でおこる連続した化学反応。食べたタンパク質を筋肉に変えるのも代謝。呼吸をするのも代謝。細胞を生まれ変わらせるのも代謝。そのほか様々ありますが、この連続した化学反応の全てに、多種の代謝酵素が使われています。体内酵素は1日で作れる量が決まっている。一生涯で作れる量が決まっていると言われています。そして、これら2つの体内酵素は、バランスをとりあっています。消化酵素を多く使うと、使える代謝酵素が減ります。代謝酵素を多く使いたいときは、消化酵素を使わなくて済むように、食べる量を控えたり、消化の良いものを食べるのが有効。風邪をひいたとき、体調が悪い時、多くの人は食欲が落ちます。これは体を修復するために、消化酵素を使わず、より多くの代謝酵素を、上手に使おうとする、体の自然な反応なのです。以上が酵素栄養学に基づいた概念。お肉を食べ過ぎると、他のリスクもあります。動物性タンパク質の脂肪とタンパク質は尿中のシュウ酸を増加、尿酸値を上げます。→ 尿路結石の原因の一つと言われています。動物性タンパク質の過剰摂取は、肝臓と腎臓に負担をかけ、肉体疲労を引き起こす、可能性があります。腸内の悪玉菌を増やす。消化に負担がかかるということは、食べたものが、腸内に長く留まっています。それが原因で悪玉菌が増加。動物性タンパク質や脂肪は、悪玉菌のえさになります。過剰な動物性タンパク質の摂取は、血管に炎症を起こさせます。特別な血液検査(人間ドックなどの通常の血液検査ではわかりません。)をしないとわからないのですが、血液を見ると一目瞭然。血液に悪い影響を及ぼします。では、動物性タンパク質、どのくらいの量が適正なのか?その人の持っている、使える消化酵素の量、年齢やライフスタイルによって違います。ご自身の腸に聞いてみて下さい。皆さんは、肉(特に牛)を食べた次の日、いつもより便が臭いませんか?気になったことはないでしょうか?便が出ずらくなっていないか?トイレに行ったとき、便は固くないか?黒くないか?バナナ状のものが出ているか?臭くないか?腸内環境は自分自身でチェックできます!いつもより匂った方 ⇒ 悪玉菌が優勢になっています。=腸内環境が悪化しています。善玉菌を優勢にしてあげて下さい。善玉菌を優勢(増やす)方法生きた善玉菌(プロバイオティクス)を直接摂取する。腸内にいる善玉菌のえさになるもの(プレバイオティクス)を摂取する。プロバイオティクスというのは、ヨーグルトや乳酸飲料。納豆、漬物などの発酵食品です。摂取のポイントは毎日食べる!残念ながら、このプロバイオティクスという菌は、ずっと腸内にいてくれるわけではありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、購入しやすいもの、食べやすいものを摂取して下さい。プレバイオティクスは、オリゴ糖や食物繊維。野菜や果物や豆に多く含まれています。上手に食事に取り入れて下さいませ!善玉菌は乳酸や酢酸を作り、腸内を酸性にします。⇒ 悪玉菌を抑え、腸の運動を活発に、腐敗産物の抑制、感染の予防につながります。ビタミンを作るという働きもあるのですよ!凄いですね!!動物性タンパク質を否定しているわけではありません。生きていく上で重要です。でも、肉は過剰に摂取しないでね!ということです。「ホリスティック栄養学」は体のことを勉強し、栄養のこと、そしてそれをどのように摂取していくかを学びます。お肉を食べたい人は、どのように摂取するか?食物酵素を一緒に、「タンパク質分解酵素」を多く含む食材を一緒に摂ってあげて下さい。タンパク質分解酵素を多く含む食材…手に入りやすい食材ではパイナップル(加熱により酵素が失活している缶詰ではなく、生のもの)やキウィ。麹(タンパク質を分解)を活かした料理をすることもお勧めです。尿路結石が気になる方は、クエン酸を多く含む食材(みかん、れもん、グレープフルーツなど)をとり、シュウ酸とカルシウムが尿中で結合するのを抑えましょう。あとは、よく噛む!!!これは特に大事です!簡単に出来るのですが、私も含め、多くの人がなかなか出来ていない(笑)体内での消化の負担を少しでも減らすため、咀嚼回数を増やし、食べ物をなるべく細かく砕き、少しでも消化しやすい状態にしましょう。「身体は食べているものから作られます!」身体に良いものを食べ、悪いものを減らし、コロナに負けない、病気に負けない、心身ともに健康な生活を手に入れましょう。最後まで読んで頂き、有難うございます!

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先生情報
神田 麻帆
神田 麻帆
和食/日本料理研究家・開業コンサルタント   東京都出身

マンツーマン指導専門教室「キッチンスタジオK」主宰。
完全オーダーメイドレッスン。初心者からプロまで対応。
料理界の東大・大阪あべの辻料理師専門学校出身。
京都・大阪・東京で修行後、織田調理師専門学校に15年半勤務。
数々の経験をいかし、5000名以上のプロの調理師を輩出。
大手企業の商品開発/メニュー開発・技術指導・監修をレギュラー業務として行う。


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2020/12/10

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2020/7/20

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