「薬膳が使える人」になれるよう、わかりやすく楽しいレクチャーと素材力重視の料理を大切にしています。
新型コロナウィルス感染症について中国政府は様々な情報を発信しています。
2/18には、中国国家衛生健康委員会による治療ガイドライン第六版が発表されました。
いまだにワクチンもなく、根治的な治療法は確立されていませんが、
この第六版は中国での症例を集めて治療方針を打ち出し、各病院や省の衛生管理拠点に配布されたものですので
私たちにとっては、市中感染の始まったこのタイミングで自己防衛のヒントが読み取れます。
新型肺炎は、中医学では寒湿邪気による疫病(寒湿温疫)であり、
かかりはじめのころは倦怠感、発熱(37,5℃)胃腸の不調を伴います。
この段階では藿香正気散という漢方薬が適応されます。
症状に応じ清熱解表、疏風宣肺を主に利水滲湿、芳香化湿、止咳、利咽となります。
このあとに抵抗力があれば、軽症ですむそうですが、罹患して5日目くらいで分かれるそうです。
怪しいと思ったら、けっしてこじらせないで、早く邪気を追い出したいですね。
第六版の中に、病原の特徴として、培養研究では
96時間ほど最初の内は呼吸器の上皮細胞に菌が発現しているそうです。
「予防手段としてぬるめの緑茶でこまめにうがい」も取り入れてみてください。
中医学では「正気在内、邪不可干」といい、体に抵抗力があれば病気は体内に入ってこられない。
そのため「食べる、寝る、無理をしない」養生を奨励しています。
にんにく、生姜、ネギ、ニラ、玉ねぎなど体を温める作用のある食材を取り入れて。
体を冷やさない服装、体温を下げない工夫。
薄着厳禁。
栄養学では、フィトケミカルの代表、ブロッコリー、目キャベツなどアブラナ科の野菜。
腸内環境を整える 味噌などの発酵食品。
ムチン類で乾燥を防ぐ 山芋 トロロ 里芋などを汁物で。
キノコ類、昆布のβグルカンで免役力を活性させる。
などなど、食べることで自分をまもっていきましょうね。