春を呼ぶ、北欧スタイルのおもてなし

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最終更新日:2019/10/30

Y's Table お料理教室(千葉県千葉市中央区)

かんたんでおいしいおうちごはんをテーマに、お料理することの楽しさを実感していただける教室です。

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おもてなし日和

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春を呼ぶ、北欧スタイルのおもてなし
2019/4/10 19:20 UP

新芽のような色合いのクロスで春らしく


日本では、まだまだ馴染みの薄いイースターですが、
ヨーロッパでは、とても大切なイベントのひとつとされています。
北欧でももちろん、卵や鳥の羽などを飾り、カラフルにデコレーションするそうです。
そんな、イースターの季節に思いを馳せながら
Y's Table.はじまって以来、実に3回目となる“北欧レッスン”を、
春待ちの気分で開催させていただきました。



のびのびとしたマリメッコの“Lokki”はライムグリーンで爽やかに


北欧の食文化は、イタリアやフランスなどの南欧のそれと比べると
残念ながら、決して豊かなイメージはありませんが
テーブルまわりの、独特の優れたデザインの器やクロスと一緒に愉しむことで
愉しさや美味しさが、より増すような気がします。

そんなわけで今月は、何パターンかのスタイリングを考えて
その日のお天気や気分、テーブル花にあわせて、使うクロスやプレートをかえて、
リビングのドアを開けるまで、その日の雰囲気がわからない...という
ちょっぴりサプライズな要素も取り入れて、お愉しみいただきました。




同じくマリメッコから、ブラウンの“Puketti”はミモザのイエローにあわせて


同じお料理でも、クロスの雰囲気によって
まったく違った印象になるのがおもしろいですよね。
こちらはがらりと、シックなブラウンで。
ブーケをイメージした柄は、シックな色でも華やかです。






看板犬のぐりは、モノトーンのマリメッコのクッションにあわせて
モノトーンボーダーで。
(この日のあと、もぐと喧嘩して背中が少し切れて着られなくなりました...)

ウェルカムティーも、北欧らしく、ベリーのジャムを浮かべた紅茶を...。
子どもっぽくなりすぎない程度にムーミンを(笑)




王道の“Unikko”は花畑のようなテーブルに



言わずと知れたUnikko柄のクロスを広げると、ぱあっと、春の花畑のようになり
テーブルは一気に華やぎます。

...そして、もちろんお料理のことも忘れてはいけません。
今月は、こんなメニューで皆さまに北欧気分を味わっていただきました。



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「春を呼ぶ、北欧スタイルのおもてなし」


・ミートボール入りヤンソンさんの誘惑
・ニシンの酢漬け
・ヤリイカとサーモンの北極海のマリネサラダ
・カリフラワーとカブの白いスープ
・北欧の雑穀ブレッド
・ハッロングロットル(ラズベリーの焼き菓子)
・コーヒーカルダモンロール

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まずは北欧ならではの、ライ麦をたっぷりと使って作る自家製の黒パンです。
発酵のいらない簡単なレシピであるうえに、ヘルシーかつ
噛めば噛むほど味わいの増す、クセになりそうなど美味しいパンに
皆さま、とっても喜んでくださいました。

そして、北極海の海の幸。
サーモンやいかのマリネをブラックオリーブなどとあわせて
彩りよくまとめたマリネサラダを前菜に...。







前菜といえば、こちらもいかがでしょう。
ニシンの酢漬けです。


普段、ニシンはあまりいただく機会がないのでは...と思うので
もちろん、イワシで代用していただくこともできます。
でも、今回はできるだけ北欧らしさを味わっていただきたくて
毎回のレッスンにあわせて、市場の方にニシンを届けていただきました。

このほか、キャビアの代用品としても有名なランプフィッシュをのせたゆでたまごや
新じゃがのディルあえ、ケッパーベリーなどを盛りつけ、
北欧の前菜盛り合わせに...。
これらを、先ほどの黒パンにのせてオープンサンドにしていただくと
とっても美味しいのです!






ここに、本日のメインディッシュでもある
“ヤンソンさんの誘惑”を添えて、おいしい北欧のテーブルの完成です。

冒頭の写真でご紹介しているヤンソンさんの誘惑。
前月のアイシングクッキーのワークショップでお出ししたときに大好評で
たくさんのリクエストをいただいていたため、今回のメニューとなったわけですが...
やはり、レッスンでも大人気!

ココットに人数分作って、大皿料理としてテーブルの真ん中に...というのももちろん、
グラタン皿やスキレットなどに銘々に作って焼き上げるのもよいですね。








お料理でおなかがいっぱいになったあとは、愉しいお茶の時間。
フィーカです。

まずは、ベリーの洞窟という意味として知られる“ハッロングロットル”です。
真っ白な生地に、赤いベリーのジャムの色のコントラストがきれいです。
さくっ、ほろっとした食感が、後を引く美味しさなのです。

ここに、オリジナルのダーラナホースのクッキー型を使って焼きあげた
ダーラナクッキーを添えて、フィーカの時間はさらに愉しく...。




Ska vi fika?




そして、最後のひと品。
もうひとつのメインディッシュといっても過言ではない、“コーヒーカルダモンロール”です。

数年前にシナモンロールをご紹介していますが、その応用編として
カルダモンをきかせて、スパイシーに仕上げたペストリーです。
成型が前回よりもシンプルなので、初めての方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。


...さて、駆け足でご紹介してきた今年の北欧レッスン。
お愉しみいただけましたでしょうか。

毎回スタイリングが変わることもあって、
私たちも、いつも新鮮な気持ちでお届けすることのできた愉しいレッスンでした。
Hygee(ヒュッゲ)なひとときを味わっていただけたなら、本当に嬉しく思います。


そんなわけで、今回もご参加くださいました皆さま、
どうもありがとうございました!




今日の看板犬見習い


生徒さんから、可愛いお写真をいただきました。
看板犬見習いのもぐが、焼きたてのコーヒーカルダモンロールの香りに誘われて
お鼻をひくひくさせている様子です。
まだまだ落ち着きのない年頃なので、撮影はなかなか難しいのですが
こんなにお上手に撮っていただき...、嬉しいです。
@bocchibocchiさん、どうもありがとうございます!







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先生情報
中村 よし子
中村 よし子
料理教室主宰   千葉県出身

インド料理研究家のレヌ・アロラ氏に師事、のちにアシスタントをつとめ、千葉市内でレストランをオープン。オーナーシェフとして14年間つとめたのち、自宅にてお料理教室Y's Table.をオープン。雑誌等へのレシピ提供等もおこなう。



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